万次郎茶屋
中島たい子




ふつうに生きてる人間たちと

ちょっと不思議?ちょっとSF?な短編集



もう大好きで、読めばすぐ楽しい本とわかるのですが

大好きなので一話ずつ語りたい!



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「親友」 



宇宙から、なにかのメッセージを記した「石」が落ちてきた


そのメッセージを一部解読すると

ここでなにかを変えないと、地球はこの先滅びるかも…



そんなわけで、てはじめに「西暦」が廃止され新たに「地球歴」がはじまることになった



その記念すべき新年、若者たちは誰と過ごすか浮き立つ。


青年・小野田は「親友」と過ごしてみたいと思い立つ。


しかし、「親友」ってなんだろう?


同じ会社の、ちょっと風変わりな新入り・新田


彼らは、「親友」になれるのか?それとも…?






のっけから
「地球外生命体からのメッセージ」なんて

バリバリSFなんだけど


構えることなく、身の回りの出来事として読めちゃうのは


やっぱりテーマが「親友」だから?


A型だからこういう人、とかアメリカ人だからこういう人
とかじゃなくて、

いろんな人がいてみんな性格違うし


その中で「親友」に出会えるとしたら

宇宙で星を見つけるような奇跡。


でも、「親友」も「星」も、探して見つけられるというより
その存在に気づけるかどうか、という感じもするなニコニコ




どうでもいいことだけど
「宇宙からのメッセージ来た!コラえらいこっちゃ!」ってなって

「まず、西暦変えよー!爆笑ってなるのって

なんかすごい人間っぽいというか、日本人ぽいなって思った

そこからかい?っていうニヤニヤ