拝啓、「城北新報」「打ち明けてみませんか」ご担当者様。
とても共感できる人生相談をいくつも拝読し、私も書いてみようと勇気が湧きました
少女の頃から、家での気味の悪い現象の数々について
なるべく考えないようにして大人になりましたが、
年とともにどうしてか、これらの気味の悪さと向かい合わなければ進めないような気もするのです
小学四年生の頃でした
クラスでは交換日記が流行り、私も親友とはじめました。
私と親友は当時、漫画を描くことにハマっていて、
自分が描いたら次は相手と、リレー形式にひとつのお話を展開させていました。
今から思えば拙い内容ですが、とても楽しかったのです。
交換日記のことを母に話したのはかなり後になってからだと記憶します
心のどこかで、母は私の期待する反応はしないだろうとわかっていたのかもしれません
「交換日記はダメ。やめようって言いなさい」母は言いました
「どうして!?」私は驚き、心が震えました。どこかで、やっぱり。とも思いました
「交換日記は良くないの。やめなさい」
母は一点張りでした。
クラスメイトの悪口や、家庭の秘密を暴露するような交換日記ではありません。
マンガを描いていたのです
私は交換日記を母に見せました
今から思えば愚かな行為ですが、見ればわかってもらえるなどと無謀なことを考えたのです
当然、母が翻意することはありませんでした。
その後も、折に触れて
「交換日記断った!?」と母に詰められました
子供というのは、親の言うことが絶対の正義であり
従わないことは世界に背くことでもありました
私はとうとう、親友に交換日記をもうやめると伝えました。
それ以外の方法は無いと思ったのです。
長くなりました。二枚目に続きます。
今まで抱えてきた鞄の口が壊れた。これは中のものを改める機会なのだ