ここのところ、清水義範作品をブログに書いてるんですが
どれかNo.1を決めるのはたくさんありすぎて難しい!
でもこの心身ともに疲れやすい時期、
なぜか読むとホッとする、何度も読み返している短編集



タイトル通り、12編の料理にまつわる短編集
軽ーく紹介、いってみよう!
おにぎり
インドで仕事中に大怪我をした夫。おにぎりを食べたいと言っている。
日本から駆けつけた妻は、インドで日本のおにぎりを手に入れられるのか!?
超非常事態でなんとかひねりだす日本の「おにぎり」
おにぎりの定義から細かく書いてあっておもしろい!
ぶり大根
新婚夫婦。
妻は料理が苦手だが、夫がまさかの料理上手!
夫がさくさくと玄人なみの手際で調理する様が小気味よかった
ここまでの上手さではないが、私の夫もぶりアラでぶり大根作るのが上手でして、
この物語の新妻のように私も「ぶりアラなんて食べる人いんの?」と思ってたので衝撃でした。
ドーナツ
年齢も、育った環境も、性別も違っても
人々の思い出の中のドーナツはいつも懐かしい。
ただし、それぞれが思い浮かべるドーナツはかなり差がある
個人的にはガシガシした粉っぽい油っこいドーナツが食べたくなる短編。
サーターアンダギー的な
鱈のプロバンス風
別れた夫婦が共有する思い出のメニュー「鱈のプロバンス風」のレシピ
もう憎しみも未練もないけれど。
でも、思い出は確かにあるのよねって話
こういうドライな話もいいんですよねぇ
小説中にだいたい作り方が載ってるので、作りたくなります
きんぴら
同じ日本国内でも、地域によって味の常識はかなり違う
たとえ、同じ料理名だったとしても。
ある夫婦が、きんぴらやところてんの食べ方など
お互いの常識のギャップに仰天する
長くなっちゃったので、とりあえずここまで!
ちょっと一休みっ