瀬尾まいこ著
戸村飯店青春100連発
Amazon(アマゾン)
1〜1,930円
地元で愛される中華料理屋の息子、ヘイスケとコウスケの兄弟
二人の視点で交互に進む物語です。
陰キャにも視点が移る群像劇が好きと書きました
この物語の主人公は二人だけですが、視点を二人それぞれに分けることに
とても大きな意味があったと感じました
スマートでなんでもそつなくこなし、格好良くてモテモテの兄
不器用でちょっとおバカだけどひょうきんで愛されキャラの弟
もし第三者視点で描かれる物語だったら、完璧に弟が主人公になっていたと思うんです
実際、弟視点のパートは元気いっぱいでどんどん進化していく感じが気持ちいい
でも、一見余裕そうに見えながら
実は戸惑ってて、所在なくて、逡巡している兄視点のパートを読んで
この物語が本当に好きだと思いました
数ある瀬尾まいこさんの著作の中で一番好きです。
それはやはりヘイスケの内面の切なさが描かれているから
兄弟の明日は、戸村飯店の未来はいかに!?
私は結末がとても意外でした。
切ない。でも、
家って、郷愁って、良くも悪くもこういうことだと思った。
本人の意思とはまた少し違うところで自分と切り離せないもの。
兄弟の(特にヘイスケの)幸せを祈る読後感でした
掘ってみなきゃほんとの気持ちなんてわからないものだよね
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