瀬尾まいこ著
戸村飯店青春100連発

 

 


地元で愛される中華料理屋の息子、ヘイスケとコウスケの兄弟口笛ニヤリ


二人の視点で交互に進む物語です。



陰キャにも視点が移る群像劇が好きと書きましたラブラブ




この物語の主人公は二人だけですが、視点を二人それぞれに分けることに

とても大きな意味があったと感じました電球



スマートでなんでもそつなくこなし、格好良くてモテモテの兄

ニヤリ

不器用でちょっとおバカだけどひょうきんで愛されキャラの弟

口笛


もし第三者視点で描かれる物語だったら、完璧に弟が主人公になっていたと思うんです



実際、弟視点のパートは元気いっぱいでどんどん進化していく感じが気持ちいい気づき




でも、一見余裕そうに見えながら

実は戸惑ってて、所在なくて、逡巡している兄視点のパートを読んで


この物語が本当に好きだと思いましたえーんえーん



数ある瀬尾まいこさんの著作の中で一番好きです。


それはやはりヘイスケの内面の切なさが描かれているから真顔




兄弟の明日は、戸村飯店の未来はいかに!?



私は結末がとても意外でした。


切ない。でも、

家って、郷愁って、良くも悪くもこういうことだと思った。


本人の意思とはまた少し違うところで自分と切り離せないもの。



兄弟の(特にヘイスケの)幸せを祈る読後感でしたニコニコニコニコ




掘ってみなきゃほんとの気持ちなんてわからないものだよね


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