現実主義者 | nodejapanのブログ

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現在は企業の研修を中心とした活動をしています。
離職率0を目指す研修を指標としています。

現実主義者、という言葉がある。
これは、年齢を重ねれば重ねるほど、
経験を積めば積むほど、
誰もが陥りやすい「罠」である。

しかし最近では、若い人もこの「現実主義者」であることが多い。

確かに、現実主義者になるのは簡単だ。
現実的に物事を考えればいいだけである。

ただし、物事を現実的に考えるだけで、良い人生を送れるだろうか。
日々の生活に面白みを見出す必要がなければ、それでも良いかもしれない。
けれども、もし、自分の人生を充実させたいという希望があるならば、
それには「理想」が必要である。


「自分のスキルや能力で、今以上の仕事をするのは無理だ」
「今の自分のポジションで、このプロジェクトを実現するのは無理だ」
「自分の稼ぎでは、現実的に考えて結婚は無理だ」

これは自分の置かれた状況の中で、現実的な考え方をしている一例である。
ここには、決定的に足りない要素がある。
それは、「理想」であり、「ビジョン」だ。

「自分のスキルや能力で、今以上の仕事をするのは無理だ。
      だから新たなスキルを身に着けるためにこれをやろう。」
「今の自分のポジションで、このプロジェクトを実現するのは無理だ。
      だから、今ある仕事をよりベストにこなし、キャリアアップをしてこのプロジェクトを現実のものにしてやろう。」
「自分の稼ぎでは、現実的に考えて結婚は無理だ。
      でも、彼女を愛している。生活のことは二人で考えて乗り越えていけばいい。まずは彼女の気持ちだ。
      その上で、一緒に乗り越えるためのプランを考えよう。」

これが、理想であり、ビジョンである。
もちろん、その時点では実現が不可能な要素は多々あるだろう。
非現実的ととらえられることもたくさんあるかもしれない。
しかし、プランを持つことで、理想を現実に変えることができる場合も多い。
理想を実現できれば、それも、「現実主義」と呼ぶことになるだろうか。

宮崎駿さんのこの記事は、その点を考える上で興味深い。


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