コミュニケーションのスキルは、様々な要素が一体となって向上します。
一つひとつの要素を学ぶことは当然大切ですが、
私のメソッドでは、まず基礎練習の導入が極めて重要と位置付けています。
この分野をスポーツに例えてみましょう。
スポーツでは、本格的な実戦練習の前に、まずストレッチから始まります。
次に、ジョギングや軽度のウェイト・トレーニングなどを、競技の特性を考慮して行います。
そして、ハードな体力トレーニング(筋トレ・体幹・スタミナなど)を行います。
箱根駅伝3連覇の青山学院大学陸上部や
ラグビー大学選手権8連覇の帝京大学ラグビー部など、
スポーツの世界で素晴らしい成果を創り出している多くのチームは、
基礎トレーニングをチームの意図や方針に則し、工夫して行っています。
その後に実践練習に移行し、各競技のテクニックやスキルの練習、
戦略・戦術に則したチーム練習などの反復練習を行います。
様々な状況を想定し、時には極めて困難な状況を設定した反復練習も行います。
私は、コミュニケーション・トレーニングにおいても、まったく同じと考えています。
そこで、コミュニケーション・トレーニングの最初に、
いわゆるストレッチや柔軟体操に相当するトレーニングを行います。
これにより、研修の雰囲気はまさに一変します。