令和4年9月30日
フッと一段落したときなどに、ヒョンと頭に浮かぶ
ものがあります。もう40年位前に亡くなった「母の顔」
です。
生前、私が中国に単身赴任をしている頃、一時帰国の際、
母のところへ顔を出すと、決まって“何か困ってないい?”、
“無理しない方がいいよ!”というのが口癖でした。
そのときの本当に心配そうな顔が今でも浮かんできます。
そんな母も、もう亡くなってから随分な年月が
経ちました。そして私も、随分、歳をとりました。
でも、私の頭に浮かぶ「母の顔」は、何時になっても
“何か困ってないかい?”と心配そうに尋ねる顔なのです。