令和3年4月29日
加藤恭子さんの「私は日本のここが好き! 」という本があります。
この本は、タイトル通り、54人の外国人が日本の素晴らしさを
語りつくすという一冊です。
54人の中には、自ら望んで日本に来た人もいれば、なんらかの
事情でやむなく日本に来ることになった人もいます。
そんな様々な境遇の人たちが、はじめは戸惑いながらも、
日本人と触れ合うにつれて、日本を理解し、やがて日本を
「第二の故郷」と呼ぶほどに好きになっていく過程が、
本人の生の言葉で語られています。
政治も経済も混迷し、何かと暗い話題ばかりが強調される
今の日本。でも、日本人同士の暮らしの中では特に感じない
「日本人の良さ」は、外国で暮らしてみると懐かしく思い出す
ものでもあります。