平成31年3月19日
私が若いとき愛読したサラリーマン小説の大家である
源氏鶏太氏は、
「親友のない人ほどさみしいものはない」と氏のエッセイ集
に書いています。
また、別のところには、「サラリーマンは孤独である」とも
書いています。
65歳に達し、やっと長いサラリーマン生活を終え、定年退職
を迎えたサラリーマンの中には、(私もそうでしたが)定年の祝杯を
ともに挙げてくれる友もなく、ひっそりと会社を去って行く人もいる
ようです。
然しそういう人の中には、大勢の中でポツンと一人、友もなく、
趣味もなく、家族運も悪く、加えて職場では出世のチャンスもなかった
としても、キチンと最後まで勤め上げられた人も少なくありません。
きっと「負けてたまるか」という内に秘めた強い心を持っていたからでしょう。