平成29年8月17日
『アバウト・シュミット』(2002年製作)という米国映画をご存じでしょうか。
名優ジャック・ニコルソンが演じる主人公シュミットが、勤め先の保険会社
の机に座って「定年退職日の終業」を待っている姿がオープニングです。
シュミットは、仕事一筋のまじめで平凡な男なのですが、定年後には大
きな試練に次々と見舞われてしまいます。中でも、妻が急死したとき、
彼女の手紙を整理していると、「妻と親友が不倫をしていた」ことを
知ってしまい、大きなショックを受けてしまいます。
更に一人娘が連れてきた婚約者は、「どうみても彼にはまともに
みえない人物」で、結婚式のスピーチを終えると、シュミットはトイレに
かけ込み、その怒りを爆発させるのでした。
このほかにも厳しい試練が次々と彼に襲いかかります。
この映画はシュミットの日常の姿を淡々と描きながら、定年後のオジサンの
戸惑いと孤独を見事に描き、日本の普通のサラリーマンにとっても現実に
会ってしまうかもかもしれない「定年後の厳しさ」を垣間見る恐ろしい映画
でもあるのです。