平成29年6月10日
作家の童門冬二さんが執筆された「サラリーマン
生態学(いきざまがく)」の中で、大変興味深い話があります。
「Qさんは万年課長だ。今まで何度か部長昇進の機会があったが、
理由があってうまくいかなかった。しかし、人事異動期になると、Qさんは
獅子奮迅の活躍をする。自分ではなく部下の売り込みだ。そのセリフが、
『オレのような無能課長を支えてきた有能社員だ。ぜひ昇進させて
やってくれ』というキマリ文句だ。
この売り込みを聞いて、人事関係者は苦笑する。
しかし、けっこうQさんの主張は通る。
そのため、『社で出世するなら、まずQさんの部下になれ』というような
冗談が半分本気でささやかれている。
「Qさんは無能ではない。逆に有能だ。ただ、正義感が強い・・・・」
でも、私のサラリーマン時代には、こんな人と出会ったことは、
ありませんでした。大抵は、自分の売り込みには熱心な上司でした。