平成27年3月2日
「老後」という言葉があります。よく考えてみると、
何とも理解し難い言葉です。
サラリーマンが、定年間近になると話題にする
「老後をどう過ごそうか?」というときの老後は、
定年後のことを言っているようです。
あるテレビ番組の中で、九十歳半ばをゆうに越えた
お婆さんが、野良仕事に精を出しながら亡夫の
遺族年金や息子から貰うお小遣いを、せっせと貯金
しているので、リポーターが“お婆さん、そんなにお金を
貯めてどうするんですか?”と聞いたら、
“老後の為です”と答えていました。
世間的には既に十分に「老後」と思われるこの
お婆さんの言う「老後」とは、一体いつのことを言って
いるのでしょうか?
九十歳台後半で、もう十分に老いている人の考える
「老後」とは、やはり働けなくなってから後のことなのかも
しれません。
働いているうちは、幾つになっても、まだまだ「老後」
ではないのでしょう。