平成26年7月18日
街を歩いていると、十数年来会っていなかった
知人や友人にひょっこり会うことがあります。
“やあやあ、久し振り、元気?”などと言って
握手したりしますが、旧友との偶然の出会いは、
頭の中が一瞬にして、現在から昔へと戻り、
懐かしい気持ちにさせられます。
時には、顔つきから間違いなくその人が昔の知人
であることは分かるのですが、長い間のご無沙汰で、
名前だけがどうしても出て来ないことがあります。
そんなときは、“失礼ですが、お名前は?”
と尋ねたくなるのですが、先様が当方の名前を
知っているかもしれないのに“お名前は?”と
尋ねるのは余程の事でもない限り、
失礼極まりないことになるので出来ません。
さりとて、過去に面識があるのに初対面の
ような白々しい応答もできないので、結局、
偶然の出会いのときの会話は、大抵
「ただ、当たらず触らずの奇妙な受け答えだけ
で終始してしまうこと」になるようです。
最近、こんな経験が増えました。
未だ皆元気で外を出歩いているからでしょう。