平成25年5月10日
日本の春を象徴する桜の時期は、あっという間に
過ぎ去って行きました。
人の感慨とは無関係に、時は刻々と移ろって行き、
桜の後のまぶしく映える新緑の季節もいつしか終り、
今は梅雨入りをも感じさせる時期へと移り替わって
来ました。
四季に恵まれた日本は、人生の変わり目を寿くように、
木々の花々や緑が一斉に移り替わります。
そして、人生の変わり目に際し、昔から多くの人
が詩や歌を詠んできました。
それらを振り返ってみると改めて「別れの詩」には
傑作が多いことに気がついたりもします。
“花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ”は、
井伏鱒二による漢詩の名訳ですし、
中島みゆきの名曲『時代』の、“めぐるめぐるよ
時代はめぐる 別れと出会いを繰り返し”も、
心に染みてくる詩です。
そして、“今日は倒れた旅人たちも生まれ変わって
歩き出すよ”
の部分は、聞くたびに元気が湧いて来るようです。