日本の空洞化 | 人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務コンサルティング事務所を経営する所長が日々の業務について思うことを綴ってます。

平成23年5月13日


 昨日は、外部役員をしている会社で午前中会議に

出席し、午後は郊外の顧問先との打合せにそのまま

出かけました。

終ったのは午後5時ごろ、そのままの帰宅となり、

結局オフィスには終日不在となってしまいました。


外出先で、昨日の午後東京株式市場が急落したのを

知りました。

官房長官が「東電の損害賠償支払財源確保の一環

として、取引金融機関に債権放棄を求める」と発言を

したのが切っ掛けとなり、金融機関株を中心に売り

一色の展開となったそうです。

東電の信用維持のため、債権者、株主に負担を求め

ないとした閣議決定と矛盾する発言のようです。


この内閣は、菅総理の浜岡原発停止要請など今後の

日本経済を左右する重大事項について、幅広い議論の

無いまま決定するのが常態化しているようです。

「支持率を回復し、政権存続に繋がること」というのが、

政策決定の最大要因になっているようです。


「税金が高く、電力供給も不安定で電力費も高い、

地震もある」とのネガティブ要素に加え、時の政権が

企業活動に無理解との要因も重なれば、海外へ

脱出する企業が益々増え、日本が空洞化してしまう

のではと心底恐れている今日この頃です。