平成１９年８月２８日
今日は朝から新幹線で、客先に出かけ、
お昼は帰りの新幹線の中で、お弁当を食べました。
いつもの新幹線と違って、子連れや家族連れが随分
目に付きました。
夏休みも最終週に入っていますので、家族サービスに
みんな精をだしているんでしょう。
「家族サービス」とは、日頃仕事ばかりしている人が、
たまの休みに家族が喜ぶようなことをすることですが、
この場合のサービスは家族に対して行います。
また、サービス残業をやる場合でも、残業代を請求しない
代わりに何かを得ようとしていることは同じだろうと思います。
猛烈なサービス残業をするという噂の官僚は将来の天下りを
正当化するために、そして多くの人は自分の雇用を守るため、
あるいは自分のスキルを磨くためという人もいると思います。
しかし、これはサービス残業の実態が外に出ない場合の話です。
リストラ騒ぎで、会社組織に忠誠を誓うことが時代遅れになりつつ
一方で、サービス残業に対する一般サラリーマンのイメージも
変わってきています。
いまでは、「サービス残業が多い」ことによる企業イメージは随分と
悪くなってますし、且つ「残業が多い会社」というイメージが定着すると
優秀な人を集めることも難しくなってきています。
長年の努力で自社のイメージを高めてきた企業なら、このサービス
残業にたいするイメージが変わってきていることに敏感である必要がある
と思います。
法律違反というリスクを抱えるだけではなく、「サービス残業で節約できる
人件費より、その実態が世間の知るところとなったときの、イメージダウン
によって失う価値」の方がはるかに大きくなってきていると思われるからです。
これではサービス残業が会社へのサービスになっていないどころか、
競合他社へのサービスになってしまっていることを意味しています。
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