かわら版 No.1425 『代表選後半戦』 | 野田よしひこの オフィシャルブログ「『かわら版』+」Powered by Ameba

かわら版 No.1425 『代表選後半戦』

  7日から始まった立憲民主党代表選挙は、23日の投開票日にむけて後半戦に入りました。立候補者は4人。届け出順は私・野田佳彦、枝野幸男前代表、泉健太現代表、吉田はるみ衆議院議員となりました。


  枝野候補は希望の党騒動の時に立憲を創設しました。そして、4年間にわたり党の基礎を築きました。舌鋒の鋭さ、切れ味抜群の質問力には定評があります。その後の3年間、党を率いてきたのが泉候補です。滑舌の良さは天下一品。さわやかな好漢です。唯一の女性候補が吉田さん。最も刷新感があります。


  私の他候補にない強みは安定感だと思います。相手とがっぷり四つとなり、正攻法で寄り切る論戦が持ち味です。38年間にわたる街頭活動でたっぷりと四股を踏んできましたので、地に足がついています。ぶれません。


  適時適切な決断が求められる危機管理、厳しい財政下における予算編成、国益を賭けた首脳外交などの実務経験があります。この経験値に基づく安定感は、他候補よりも一日の長があると思います。


  立憲代表選という準決勝を勝ち抜かしていただければ、直ちに政権とりを賭けた決勝戦となるでしょう。9人が立候補した自民党総裁選の投開票日は27日です。華麗なキャリアの役人出身者か政治家の家系に生まれた世襲議員ばかりです。街頭で生まれ街頭で育てられた私とは好対照な人たちです。


  新総裁は10月1日に臨時国会を召集し、第102代内閣総理大臣に就任します。論戦を避けたい新総理ならば、速やかに解散し国会審議から逃げようとするでしょう。表紙を変えてご祝儀相場がある時に仕掛けてくるのが、自民党の必勝パターンですから。


  私は、政治倫理審査会でウソをついた安倍派幹部の予算委員会証人喚問を求めます。同時に不正の温床となっている企業団体献金、政治資金パーティー、政策活動費にメスを入れ、政治資金の流れもガラス張りにする「政治資金規正法の抜本改正案」を国会に提出します。政治資金が無税で相続できる権利を廃止し、国会議員の世襲を制限する法案も提出します。


  「金権」のウミを出し切り、「世襲」を制限することにより、地盤、看板、カバンを自民党から奪取します。自民党の政治文化を粉砕します。他の野党とも連携して集中突破を図ります。


  新政権が拒否して速やかに解散すれば、「逃げるな自民党」キャンペーンです。大物裏金議員の選挙区には、刺客を立てます。出でよ大塩平八郎、出でよジャンヌ・ダルクと公募するのも一案です。


  ターゲットはリベラルではなく、自民党に失望した保守層です。疑似政権交代では政治を正すことも良くすることもできません。真の政権交代こそ最大の政治改革です。