「Givers Gain」(与えよ、さらば与えられん)は、似ているけど少し違うのです。これは、あらゆる文化の道徳を基礎付けている公正さの原理、つまり「互恵の法則」です。
・人々にして欲しいことを、人々にしなさい
・情けは他人のためならず
・利他の精神
・一日一善
・自分の行いは、いつか自分に返ってくる(因果応報)
等々
分かりはするけど、見返りを期待してしまうし、思うようにならないと心がざわつく。しかし、そこに関わる文章が聖書の中に有りますので、クリスマスの前に改めて文章を読んでみましょう。
ルカ6.27~38
しかし、聞いているあなたがたに言う。あなたがたの敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。あなたがたを呪う者を祝福し、あなたがたを侮辱する者のために祈りなさい。あなたの頬を打つ者にはもう一方の頬を出し、あなたの上着を奪う者には下着も拒んではならない。
すべて求める者には与え、奪う者から取り戻そうとするな。人々にしてほしいことを、人々にもしなさい。愛してくれる人を愛して、どれほどの恵みがあるのか。罪人でも、愛してくれる者を愛している。よくしてくれる人によくして、どれほどの恵みがあるのか。罪人でも同じようにしている。返してもらえる人に貸して、どれほどの恵みがあるのか、罪人でも、同じように返してもらうために罪人に貸している。あなたがたの敵を愛し、親切にし、期待しないで貸しなさい。あなたがたの報いは多く、いと高き方の子となるであろう。その方は、恩知らずにも、悪人にも、恵み深いからである。あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深くありなさい。さばくな、そうすればさばかれない。罪に定めるな、そうすれば罪に定められない。赦せ、そうすれば赦される。与えよ、そうすれば与えられる。人々は量りをよくし、押し込み、揺すり入れ、溢れるほどあなたがたの懐に与えるであろう。あなたがたが量る秤で、あなたがたに量り返されるからだ。
Givers Gain (与えよ、さらば与えられん)。そうすれば溢れるほどあなたがたの懐に与えるであろう。確かに書いて有ります。
しかし、人は期待した通りにならないものだから、仮にそうであってもグレることなく、あなたの善を続ける方法が書かれています。
2000年前から人の関わりは変わっていませんし、これからもそうでしょう。
皆さまの身近な方、ご家族にとって恵まれたクリスマスになりますこと、お祈り申し上げます。