さくら心中 第62話 | のだめと申します!

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日頃ノドまで出掛かってるが中々言えない事、
今まで語れずにいた「ノドまでタメてた話を申告」などを掲載していく
自由ブログです。

第62話


この枠のドロドロ作品ドラマ出演なら視聴者もそれなりの覚悟を持っての視聴になると
判っているんだけど。徳山くんだって色々虐められシーンも頑張ってきたんだから←脱いだし寝たし
でも、役割がヒロインの彼氏じゃなければ・・・なんて思想が甘い!
しっかりヒロインの娘にシフトされてその夫役となれば、しかも長年の片思いがようやく実れば
ひとふた波乱万丈なのも予想付く。
だーから、毎回毎回視聴の度、どうしてもどうしても緊張で身体が硬直し疲労困憊です。
いったい今日は、佐野クンに何させるつもり!?毎回毎回ハラハラドキドキヒヤヒヤソワソワ・・・

全く油断がありません!

何度だって言うさ!

佐野クンが映る度、いっつもいっつも自然と身体に力が入ってしまい見終わってからもうグッタリへろへろ・・・

正直、この回書くの辛かった~
リックが可哀相で可哀相で・・・
佐野クンの苦しんでる姿・・・もう見たくないよーーーー胸が痛くて締め付けられて苦しくて。
体調まで悪くなって、寝込んだりしてさ。
でも、佐野クンが芝居に生きると言ってるんだし、この役はホントに苦しかったそして乗り越えた
という事なので、私も書き出すことで、向き合えるから頑張ってレビューを。
うッうッう・・・佐野ク~~~ン。
2ちゃんもツイッターも佐野クンの演技に涙。

わざわざ陸雄の為のスレッドがいくつも立つという異様な光景まで!?

まるで『砂時計』大悟再来な勢い・・・
可愛い佐野クンに大注目なのよ。


今回の記事も、正露丸投与しないといけないかなー。
さくら(林丹丹)は、健(真山明大)に押し倒されて男女の中に・・・
ケッ勝手にやってろ!と今までは思うけど、陸雄(佐野和真)が不憫でタマラナイ。


いさみ酒造の裏庭の桜の木が、10月だというのに桜満開中。
勝(松田賢二)からどういうこったろうね~と教えられ
一緒に見ていた桜子(笛木優子)が
「綺麗・・・」うっとりと眺めて見る
「綺麗やけど・・・気味が悪いな」


その頃、健とさくらは、ベッドの中。
さくらすっかり脱いでるやん・・・健もね。
ウロウロキョロキョロ目のさくらにあんなことやこんなことをしている健から
「どうや、さくら怖いか?」
あ・・まだこの段階って
ぜんぎじゃぜんぎじゃ~♪(シュビッドゥワ~♪)
だったのね。

さっすが、唯幸(神保悟志)の血をしっかり受け継いでるわ
すっかりエロ男爵になっちまってましたーーー。

「怖くないやろ?」健の慣れてます姿勢に
「けっ、けっ、けんに・・いちゃ・・ん」ウへランアハランのさくら。
「さくらは、トラウマに縛られとっただけや。せっ●すなんてやってみたらどう~って事無い」
あふあふあふ~のさくらは、頬が紅色に染まり目が虚ろ。
「簡単にできるんや。いいやろ?」
いいらしく親指を噛みながら、あふら~~っく、グワッグワッグワッのさくら。


「大丈夫なんかしら、こんな季節に。・・・あっ」
桜の木をウットリ眺めていた桜子は、突然首筋に激痛を感じる。
そのまま倒れてしまった。
「だいじょぶか!?桜子、桜子・・・」
勝が桜子の身体を支える。


さくらが、マンションに戻ると
陸雄の部屋からパソコンの打ち込みの音が聞こえてくる・・・
我に返って、ソファーに座ると、打ち込みの音が止み、陸雄が出てくる。
いつものシャツの上に紺のジャージ姿。
冷蔵庫を開け、ふとさくらが戻ってるのに気付く。
リックは、ジャージ好きね・・・子供の時も着てたよね。
大人になっても、わざわざ学校洋品店で買って来たのかな?しかも安売り品で・・
はい、私がそういうこと致しましたーーー。
だって、扱い易いんだもん、動き易いし丈夫だし。汚れても洗えば綺麗になるし・・・


「さくら、帰っとったんか?」
陸雄が傍に来た。
「ええ」1オクターブ高い声で応えるさくら。
「どうした?気分でも悪いのか?」さくらの様子を気遣う陸雄。
僕の宝は、健に昼間あんなことやこんなことをされてたざんす!と言ってやりたいわ!
「いいえ!帰りに買い物するつもりやったのに、嫌やわ~、忘れてしもて・・」
誤魔化すようにキッチンの方に歩み出るさくら。
「買い物なら、僕がいくよ。ちょっと外の空気吸いに行きたいから」
「ええ」笑顔を向けるさくら
何も知らない幸せモノの陸雄は、いつもの笑顔で出かけて行った。
さくらは、ふと鏡に自分を映す。
苦悩する顔の中に、満たされた色を見せ始めた。


健の会社では―――
パソコンに向かっているさくらの耳元で
「ランチ食べに行こうか、さくら」と、●●●イキが決定付けられるオヤクソクらしく誘う健。
すかさずお隣の女子事務員(野中希)が反応する。
ほんっとに感じ悪い・・・こいつら。
転職をお勧めします。

それとも、んなのを無視してれば結構な高給なんざんしょうか?んで辞めないんでしょうか?
健も簡単に解雇するような人じゃないんでしょうか?
色々融通利かせてくれるんでしょうか?
だったら、二人を透明人間扱いにして、ずぶとーく金目当てに通勤してればいいじゃん。

健に操られるように、立ち上がるさくら。
その手をこっそり握る健。

あの~~!!!
毎回ランチってわざわざホテルの部屋でルームサービスなんすか!?←ヤレルからさ・・・ケッ
すっごい高いランチになりませんこと?
いーのか、健の会社には腐るほど金がいっぱいあるから。
会計事務所には、接待費とかで伝票をバッサバサさせるつもりか!?
「やけに多いですね・・・」なんてことは突っ込まれないか(^▽^;)

さくらと健がベッドの中。
健がさくらの髪をなで、耳にキス。
さくら「はあん」
もうスッカリ癖になってるようで、あふあふあふら~~っく。
罪悪感もスッカリ消去されたようで、元気よく「ただいまー!」と帰ってくる。
部屋で真剣に執筆している陸雄。
「リック!」
帰ってきたさくらが入って来た。「はかどっとるん?」
「いそがしそうやん」陸雄の傍にいく。
陸雄は、一旦手を止める。
「この前の評判が良かったからな、今度は別の文芸誌から短編が。締め切りまであと四日しかないんや」
「大変やね?お茶淹れるわね」甲斐甲斐しく良妻を演じるさくら。
「うん・・・あ、さくら・・」何も知らない陸雄は、声をかけ
振り返るさくら「なに?」
「綺麗やな~。お前がここに入ってくると、花が咲いたみたいになるわ」
陸雄は、いつもさくらの事しかない。さくらが全てなのだ。さくらが傍に居るから筆が動く。
「ほんと?」と、応えるさくらは無邪気な声を発した。
「ああ」
陸雄の傍に戻り、首に腕を回す。
「愛しとるんよ、リック」耳元で囁く、腹黒女。←ばかやろう
「ああ、僕もや」
互いに向き合いキスをする二人。さくらの方が積極的に首に手を回す。

夜空には『青の月』が浮かび
わお~んと犬の遠吠え


東海さん・・・『Xmasの奇蹟』で使用した『青の月』画像ですかい?Σ(゚д゚;)
前回61話でも使いましたね?( ̄▽+ ̄*)
何度も出されると黙ってられません!
コジ健(窪田正孝)とか直(高橋かおり)とかが浮かんできちゃうわよ・・・(爆)

コーニッシュさんの美しいピアノメロディが聴こえてきちゃうわよ(〃∇〃)

ということで、怒りの気持ちを抑えてみる私。
さくらめ~~~!!!
愛してるんなら、さしてやれーや!\(*`∧´)/

わ、私なら喜んで即「ハイ、佐野クン、どうぞ^^(///∇//)」です←佐野クンは来てくれないけど

ファンだったら、みーんな思うよね(*゚ー゚)ゞ
ひッどいことさせてるよねー。
自分は寝心地のいいベッドを独り占めして、ずっとお預け状態で・・・
それ以上の裏切りって許せん!

あ、でも佐野クンの濡れ場って見たくないから~~
さっさと別れちまえ!
こんな女となんか・・・


陸雄がカラオケスナック赤かぶやで飲んでます。
ホントに、凡人というか純粋すぎる心の綺麗な男だね、陸雄って。
何時もどこか自信なくて、オドオドしていて、我慢強いけど、
心の中は僻みと嫉妬だらけのコンプレックスの塊。
それを我慢という防波堤で必死に踏みしめてる感じ。
さくらが傍に居ることを救いにして。

書きながら涙出てくる。
佐野クンが上手すぎて・・・


ビールが喉を下る時に動く佐野クンの喉仏が、セクシー・・・
グッとグラスを空けて安堵の溜息をつく陸雄。←すっごい渋い芝居、三十路のおっさんソノモノ。
佐野クン、ビールのCMいっけいけー!!!
いけると思います!!ばっちし!
でも、佐野クン自身酒には弱いんだよね(^_^;)

そこへ沙也香(須藤温子)が陸雄を見つけてニヤニヤ。
「せーんせっ、こんな昼間っから飲んでていいのぉ?」

わざわざ隣に座ってきて冷やかすように声をかける。
「徹夜しとったんや。原稿送ってホッとしとるんや」
「忙しいんは、結構やけど・・。アタシ、さくらちゃんの事で変なこと聞いたの」
「・・・へー、なんです?」
「ほら、さくらちゃんと一緒に働いとる事務員おるやろ?」
「知ってますけど・・・それが?」
「このごろ、社長とさくらがお昼を一緒に食べに行くと、なかなか戻ってこないって言うんよ。
時には3時間も4時間も戻ってこないで、戻ってきた時には二人とも、石鹸の匂いをプンプンさせとるって」
「セッケンの、匂い?」思わず沙也香の方を見る。
「疑わしいって言うんよ~。ホテルで体を洗ってきたんやないかって」
「はッ・・・なんの話しや」陸雄は、一笑。
「笑っとる場合やないでしょ~?
あんたの名前がせっかく売れ始めたいうのに、こんなことで世間に恥じさらしたらかわいそうやと思って~」
陸雄は、ビール瓶をドンッと置くと
「余計なお世話じゃ!。自分の頭のハエでも・・お、追っ払ってろ」手でシッシと払った。
沙也香が、ムッとして席を立つ。
不安になる陸雄。


あら、今日もまた健とさくらが、ホテルのお部屋で艶かしいランチタイムかい。
3時間4時間当り前になってきたんか?
昼休憩時間くらいでは、ぜーんぜん足りないほど盛り上がってしまったお二人さん。
健は服を着てベッドに座って煙草を一服中、、さくらはそのままベッドの中にいます。
着替えに起きる気もないくらいに、気だるい余韻が残ってるのかい!?ったく健のやつめ!
「どうや?お前ら少しは夫婦生活変わったんか?」
なにそれ、陸雄と出来たかどうか確認?
万が一出来たら出来たで「俺のテクニックの方がウマイ」とかの優越感でも持つつもりか?
「ぜ~んぜん彼とは、愛だけ」
「え?愛だけ?」
「・・・健兄ちゃんとはせっ●すだけ」
一笑する健「使い分けとるんか?」
「リックが好き。尊敬しとるし、ますます好き」
言動の行き違いがありすぎなバカさくら。


ふじ川で、陸雄が飲んでます。
ヤケになってるようです。
「陸雄さ~ん、ちょっとピッチが早いわ」
秀ふじ(いしのようこ)が心配して声をかける。
「そう・・・そんならゆっくり飲みます・・・」イライラした物言いで返す陸雄。
そこへ健がやってくる。
「あら、待ち合わせやったん?」
「こいつに呼び出されたんや、リッキーにな」
健は、秀ふじに「いつもの」酒を注文すると陸雄の隣に座る。
「何か言いたいことでもあるんか?」
「・・・ある」健の方を見ずに返事をした。
「疑問でも?」
「・・・ある」
「そうか。世間の目は五月蝿いからな~、いつかはオマエの耳に入るやろとは思っとった」
「そんなら、・・・ホントなんか?さくらと」
「・・・ああ、もう何回も寝たぞ」
秀ふじがピクっと反応する。
「最初は10月・・・それから、えっと、う・・・んと。
だいたいな、オマエがせっ●す抜きの約束に縛られとるのが悪いんじゃ」
「・・・悪い?僕が?」顔色が曇る。
「男性恐怖症って言うけど、俺にはちょっと抵抗しただけで、やすやすと抱かせてくれた。
オマエかってきっとできたんじゃ」
「・・・ぬけぬけと言うな」淡々と言葉を返す顔が歪む。
「せっ●すなんて怖い、したくないって言っとる女に限って、ホントは抱いてもらいたいんやから。
陸雄、オマエは自分の小説の世界を、自分で生きとったんと違うか?」
陸雄の持つグラスの手に力が入る。
「さくらと俺達は、小さいころからの三角関係や。さくらを他の、毛虫みたいなやつらから守ることで、
俺達の友情は成立しとったんや。
けど・・・最後は、こういうことになるんやないかって、俺は思っとった」
「自分が勝ったと思っとるんか?」
陸雄は、健の方を向いて言った。
健も陸雄の方を向く。
「いや、そんな勝ち負けなんか感じとらん。これで、三人の関係は、また深くなったんや。そうやろ?」
陸雄の目には健を見る憎しみ。
「こういう展開も、小説になるんやないか?」淡々と語る健。
「・・・小説?」陸雄は耳を疑った。
「美しい日本女性咲子は、アメリカ人のリッキーには体を許さんのに、日本人の男と不倫するんや。どうや?」
健の言葉は、陸雄を打ちのめした。
はっきりと、妻とこの男の不貞行為を突きつけられ、それをネタに話を書けと勧める
書く事が唯一のプライドでもあった陸雄の心は、簡単に踏み躙られた。
執筆で成功した事や、さくらを手に入れた事でも多少なりと健への優越感もあったことだろう。
「書いてくれや、作家やないか、書いて乗り越えてくれ」
陸雄の怒りが頂点に達した。
「殺すぞー!!」健の胸倉を掴み突き飛ばした。
「やめて陸雄さん」秀ふじがカウンターから飛び出してくる。
椅子を持ち上げ健に向かう陸雄の手を必死に止める。
「駄目、駄目やめて!やめてやめてやめて・・・」
健を睨みつけ、体を震わす陸雄。
微動だにせず、その場で見上げる健。
陸雄は、破裂寸前の気持ちを必死に抑え、椅子を投げ捨てると立ち去っていった。
秀ふじがフラフラと腰を下ろし肩で息をする。
健は、呆然とそのままの状態で動けなくなった。


「健兄ちゃんが、そんなこと~?」
陸雄の小説『リッキー』が単行本になり、テーブルに何冊も積み重ねているさくら。
事の真相を陸雄から問われる。
「ああ、お前と何回も寝たって自慢しとる。居直っとる」
「そ、それで、あなた怒ってるの?」
「怒っとる?さくら、怒るも何も、お前不倫しとるんやないか!」
「すいません。あなたには申し訳ないし、正直に全てを言ったほうがいいかなって、思っとったの」
「正直に言ったら許すとでも?」
「だって!自分でもびっくりしてしまって、まさかあんなことになるやなんて」
「健やから受け入れたんか?」さくらの両手を掴む
「別に愛しとるわけやないんよ。愛しとるんは、あなただけやから」
陸雄の髪を撫でて応えるさくら。
その手を外しソファーに座り頭を抱える陸雄。
「・・・頭ん中がでんぐり返るわー!自分の馬鹿さ加減を、あいつに突きつけられたんや!」
傍に来て陸雄を抱きしめるさくら。
「バカなんかやないわ、あなたは」
その手を振り払い
「そんならまぬけか?女房を寝取られても、指をくわえて見とるだけの木偶の坊か?」
怒鳴りつける。
「違う、違う!あなたは大事な人なんや。・・・許してな。許して~!」
陸雄に抱きつくさくら。
陸雄は、ずっと堪えてきたものが切れたように感情を歪ませて、さくらの手をひっぱる。
「来いッ、こっちに来い」
さくらを乱暴にベッドに押しやり、仁王立ちの陸雄。
「服を脱げ。せっ●すがしたかったら、いくらでもしてやるわ!」
シャツのボタンを外しカーディガンごと脱ぎ捨て上裸になり、さくらに圧し掛かった。
「やめて、やめて!やめて」
「健にはさせて、僕にはさせないんか?」
「リック、どうしてそんなこと言うんよ。せっ●すはしないって約束やないの?」
「いまさら何言っとる・・この不倫女が!」
「不倫なんかしとらんわ!」
「何じゃと?」
「あなたとはせっ●すしとらんのやから。
最初からせっ●すなんかしないって約束で、ここまで来たんやから、健兄ちゃんとせっ●すしても、

不倫やない!」
「よく言うわ。僕は、お前の夫やぞ。夫にはさせないで、他の男とは許すんか!?」
「リック、あなた言ったでしょ?愛とせっ●すは、別々のもんやって。
あなたを愛しとる。ものすごく愛しとる。
けど健兄ちゃんは愛しとらん。つめの垢ほども愛しとらんわ。せっ●すだけや」
両手で陸雄の顔を包むさくらの手を外す。
「さくら~」
体を起こし、再び陸雄の顔を両手で添え髪を撫でるさくら。
「あなたも男やから、つらいかもしれんけど、私を性の対象として。考えないで下さい」
陸雄は、さくらの手首を掴むと押し倒し
「僕もせっ●すが欲しいんじゃ!」
ニットシャツを捲り上げスリップの胸元に顔を埋め始めた。

「さくら~・・さくら~・・」
「駄目や、駄目!駄目ッ!!」

陸雄を押しのけて寝室を飛び出しリビングのソファーの後ろへ逃げ込んだ。
部屋から出て来た陸雄が「さくら~頼む」ヨロヨロと縋るようににじり寄り膝を付く。
「来ないでリック」さくらは、傍のハートのクッションを投げつけた。
「あなたとの愛は、純粋なんよ。愛とせっ●すが別物やったから、うまくいっとったんやないの?」
「嘘や、そんなもんは、虚構なんや」
「いまさら、何を言っとるんよ!
健兄ちゃんとあなたと、両方に抱かれたら、私はそれこそ不倫女になってしまう。
めちゃめちゃになってしまうやないの!」
「・・・さくら~」
「自分を支えきれんようになって、死んでしまうわ!」頭を抱え込み泣き出す。
陸雄は立ち上がり、テーブルの上の本を見つめる。
「罠にかかったんや~」
「罠?」
「僕が、自分で仕掛けた罠に!」本を払い落とす。
バサバサと、本が床に散らばった。
さくらは、慌てて拾い集めると
「罠なんかやありません。私は、あなたを、ホンットに愛しとるんよ。大好きなんよ!」
ただ直線的な愛情を陸雄に投げかける。
「さくら・・・」


歪みすぎてて、私には判らないよ・・・
って、さっきから涙が止まんないんだけど・・・

・°・(ノД`)・°・


年が明けて2月になり酒蔵では酒造りは順調。
でも桜子は、10月に倒れたまま一向に回復せずにいた。
自室のベッドで寝ている桜子の面倒を見てる秀ふじ。

陸雄との事があったのに、さくらは相変わらず健との関係を続けていた。
「愛は愛、せっ●すはせっ●すって言うけどな、結局さくらは俺のもんになったんや。
もう俺から離れられんのや」ベッドの中で煙草を吸いながら知った風な口を利く健。
「ただ抱いてもらいたいだけ。体が求めてるだけや」さくらは、白けた顔をして応える。
「それが好きってことやないか。そやろ?な、好きで好きでたまらんやろ、俺のこの体が」
さくらの手を取り、下半身の方へ導いた。ニヤリと見つめる。
唐突に跳ね起きるさくら。
「おい、どうしたさくら」
「違うの。愛しとるんは、リック。こんなこと続けてたら。私、罰が当たるわ」

誰か、この女にさっさと罰当てーや!


陸雄は、ほな美に来ていた。
杯で酒をかっ食らっている。自棄酒だね。
座敷j部屋を取ったようで、奥には布団が敷かれている。
それを豊香(小野真弓)が叱りに来た。
「あんた、どういうつもり?女を買うなんて!小説が少しくらい売れたからって、こーんなことするんか?」
「姉さんほっといてくれ」
「さくらちゃんを裏切るの?あんなカワイイ人を」
「悪魔じゃ!あれは」
陸雄を向き直させる豊香。
「調子に乗るんやないわよ!あんた。ちょっと余裕ができると男はすぐこれや。油断も隙もあったもんやないわ」
「違う。そんなんとは違う!」畳みに頭を擦り付けもがきだす。
「何が違うの。もうホントにいやらしい」
「どうにかしてくれ!殺してくれ~」
仰向けになり頭を抱える。


ほな美の帰り道・・・
雪がちらつく寒い夜。
橋のところで両手を欄干につきボンヤリと辺りを見る。
寒さで手に息を吹き掛けると、薬指のマリッジリングが目に入る。
遠くを見つめる陸雄。


さくらと陸雄がリビングにいる。
破棄の無い陸雄の目。辛そうに見つめるさくら。
「リック、私、もう駄目や」
「駄目って?」
「こんなことしとったら、私、心も体も、ズタズタになってしまう」
「健がー好きやったら、別れてやってもいいぞ」
陸雄の突き放す声に反応するように、傍に寄るさくら。
「嫌や、嫌。あなたに申し訳ないの。愛しとるのに、あっちに体が」
「結局、さくらは健のことが好きなんや」
「違う!あなたが好きなの、大好きなの」
陸雄は首を横にふる
「いくら好きでももうこれ以上は」傍を離れる
「だから死にます」
「・・・死ぬ?」足が止まりさくらの方を振り返る。
「あなたを、愛しとる証拠に、死にます」
「本気でー、そんなこと?」
「この間から、ずっと考えとったの」
愛は愛だけで成立するって、あなた言ったでしょ?
それを証明るためにも、私達の愛の形を、永遠に残すためにも」
「それなら、心中か?」
「一緒に死んでくれる?」
「・・さくら・・・」
「あなたが書いた、この小説のとおり、私達も、心中するんよ」
書庫に収めてある1冊を手にするさくら。
「僕の、小説どおりに?」
「嫌なの?私と一緒に死ぬの、嫌?」
「怖いやないか~死ぬなんて」
「だーいじょ~ぶ。私が一緒やから」
陸雄の後ろから抱きしめるさくら。
「一回も、せっ●すせんと?」
「愛だけのために死ぬんやもん。リック、死にましょう~」
「簡単にそんなこと言うけど・・・」
「愛してくれとるんでしょ、私を」
「さくら・・・」
陸雄をこちらに向かせ
「そんなら、死にましょうよ」
「やっぱり・・死ぬんか?」
「あなたが嫌なら、私一人だけでも死ぬ。・・・あの桜の木の下で。あなただけを愛した証に、死にます」
「どうしても、死ななならんのか?」
「ええ、他に道はないの!」
「・・・そうか」
「あなたは生き残って、私のことを小説に書けばいいわ」
「いや書けない。もう書けない。さくら一人死なすわけにもいかんのや~」
さくらを抱きしめる陸雄。
「リック、リック。愛しとる。世界一愛しとる」
「僕もや~」
愛おしいそうにさくらの頭を手で抱え込む。
二人は顔を見つめ合うと、再び強く抱きしめあった。


いったいなんでこうなるんだろうか?
書いてて悲しくて悲しくて・・・

ティッシュばっかり使いまくり

もう佐野クンにやられっぱなし。

泣きが入り、あんまし突っ込む気分になれなくて

もう、フラフラ・・・


冒頭でも触れたけどドラマ放送時間後に、2ちゃんねるとかツイッターとか(こちらは、ファン友さん情報)で

余りにも陸雄が可哀相だという声が圧倒的に多くてビックリ。

もちろんさくらは、非難の嵐。

板が板だけに、特に佐野クンのファンが書いてる風じゃないから

一般の人の気持ちまで持って行ってしまう佐野クンの演技だったんだなーと思った。

それと、ついに佐野クンも肉食芝居をするようになったか・・・

マサくんもクリキの時頑張っていたし、自分も肉食やりたいと言ってたので念願叶ったね。

やっぱりリズムに沿う(乱闘シーンをするみたいな)ダンス的なものだったけど。

濡れ場のシーンって、どうしてもひとつの踊りに見えるわね・・・

みんなそうなるのかな尺で撮るから。


佐野クンの裸が素敵(〃∇〃)という声も上がってます!

そうそう、佐野クンの裸っていいのよ~(*v.v)。ムチムチガッチリ健康的なのに

余計な肉は削ぎ落とされて、絞まってるの。

デブラインで叩かれたお子様時期から考えたらすっごい努力したのね~

前の時も良かったけどね・・・あれはデブじゃないよッ筋肉固太りなだけで、贅肉じゃなかったよ。


どこまでも純粋すぎる陸雄。
明日の最終回はどうなってしまうのか?


ついつい、こんな時間になってしまった・・・(-。-;)