｢みさきも一緒に願ってな｣
と願いを込めて書き記し、工場へ向かった。
当然の事ながら、連絡はないまま、工場へ入り、作業をした。
9時45分、作業を終えて、大阪へ向けて出発しようと、会社へ連絡する為、携帯を取ると、着信が入っている。
その人からだ
メールではなく、電話を掛けて来て下さった
電話で挨拶が出来る
と舞い上がり、頭が真っ白に緊張しながら、電話をすると、直ぐに出て下さった。
｢会いましょう｣と言って貰った。
自分で無茶なお願いをしておきながら、信じられなかった。
奇跡や
限りなくゼロに近い可能性が、１００になった
願いが届いた
みさき、ありがとう
つづく