メインシステムのパワーアンプ問題

 

最近は長時間通して聴く時間が持てないので、頻繁に電源をON/OFFする。そのような聴き方だと真空管アンプは球の消費が早くなりコストがかかる。なのでJBLのエナジャイザーアンプで聴いてきてたんだけど、いくら石のアンプでもゲルマニウムトランジスターそのものが既に貴重で保守の観点からやはり問題が。

 

そこで、長く使える比較的新しいアンプを…ということで、ここしばらくメインシステムのパーアンプとして活躍してくれてるのが

こちらMarantz Professional PA02の仕様 マランツ・プロフェッショナル (audio-heritage.jp)のアンプ。

 

ここしばらく仕事で忙しくあまり通電していなかったこともあったのか…先日久々に聞いたら左チャンネルの音が出ない。ノイズが出てるとかガリが出てるとかハムノイズが…というのならまだ分かりやすいけど完全無音。シーというヒスノイズもしない。

 

前日に雷注意報が出ていて近所に落雷もあったので一瞬「素子が壊れたか?」と不安になったものの、ひとまず中を開けて目視でチェックすることにした。

 

 

目を皿にしてチェックしても、焦げた跡やコンデンサのパンクも見られない。半田クラックやダイオードの焼失もない。となると、もっと単純な箇所でスピーカーに音声信号が届かないという事だとなんとなく察知。もしかしてスピーカーリレー??ということで見てみることに。

基盤レイアウト上部に二つ黒い箱が並んでるのがリレー。電源投入したらちゃんとリレーの「カチッ」っていう音はしてるのでリレーが故障というわけではないはず。ということは…ケースを開けて接点を研磨してみるか…となった。

 

TAKAMISAWAの会社はもうなくて、このリレーも同じものは入手不可なので、どのみちこの手段しかなかったかも。新品交換が一番いいんたけど、勉強不足でこのリレーのコンプリがどれかよく分からなかったのもあったのでw 早速ペーパーで軽く丁寧に研磨してから再度スピーカーケーブルを繋いで実験してみた。

 

するとビンゴ!!何事もなかったかのように直っていい音を出し始めました!! 今回は簡単なところで良かった…とはいえ、リレーの接点不良はノイズとか音途切れとかの症状は耳にしていて知識はあったものの、完全無音になるという症状が出ることがあるのは知らなかった…勉強になった!

 

何はともあれ、もうしばらく元気で頑張ってもらわないとです…(いいアンプが見つかるまで…という感覚で代用で使い始めたアンプなんだけど、今となってはかなり気に入っているので…)