今日は、友だちの個展に行ってきました。この日曜もかつてのマンションの友だち夫妻に久しぶりに会ったのですが、今回会う人も十数年ぶり。案内状をもらったので出かけてみたというわけ。

 

 

4月には、中学時代の友だちとも会ったし、今年は旧交を温める年だなあ。

 

 

小さなギャラリーでの個展は、自由で気ままでとても楽しかったです。彼女の作品を見るために人々が集まり、感想を口々に語りながら作品を見てるのもすごくいい風景だった。

 

 

何かを創って展示するというのは、人々との関係を新しく結びなおすということだ。深めたり、広げたり、少し軌道修正したり…。そういうことを長い間、楽しみながら続けている友人はすばらしいなと思いました。いつも何かを創っているから、退屈と無縁に見えて、そこも憧れる!グレイヘアのおかっぱも斬新で素敵だった。

 

 

でね、そのギャラリーで初めて会った女性と、なぜか、介護や自分自身の老後についての話になったんです。

 

 

その女性は、「年をとったら自分で介護認定をとって、いろんなサービスを使うつもりです。デイサービスにもどんどん行って。そしてできるだけ長く家で暮らしたい」とご自身の介護経験を踏まえて語っていました。

 

 

あ。と思いました。自分で自分の介護認定をとるのか。

 

 

その言葉を聞いて、わたしは「介護に動き出すのは、子ども(家族)」と何となく考えていたことに気づかされたんです。そんなふうに考えているから、「介護されないで済むようにがんばらないと」「どの段階で施設に入るべきか」になってしまうんだなと。ウェブマガジンの記事にも、そういうことを書いたばかりです。

 

 

でも、そうか。

 

 

わたしたちは、介護保険にも慣れてきた世代なんだ。

 

 

「自分で自分のケアプランを考える」でいいのか。実際には、ケアマネージャーさんに考えてもらうとしても、まず、自分から動き出して、「わたし、介護されます。でも、こんなふうに暮らしていきたいから、こんなふうなサービスがほしいんです」と主体的に組み立ててもいいんだ。

 

 

介護されることに及び腰になったり、プライドが傷つくと否定的になったりする必要ないんじゃないか。自ら積極的に介護を設計して、その先に備えるみたいな。

 

 

介護される本人が自分の現在と将来の介護を考える。

 

 

なんだか発想の転換を得られた気がしました。

 

 

やっぱり動くと、いいことあるなー。

 

 

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  前記事にコメントありがとうございます。

 

■アメちゃんさん

『やめたほうがいい』というタグが真っ先に出てきたんですか!?それはすごーーい!(笑)あれは、「自分の無意識の判断力とその判断通りに動ける身体」によほど自信がない限り、危険すぎます。あのお風呂、見てほしかった!ほんと怖かったです。

 

■sakae0325さん

ほんと、そうなんです。年代によって理想の家は違うんですよねえ。子どもがいて、自分もとても若かったらスキップフロアは、探検もできるし、ちょっと腰掛けられるし楽しいと思います。でも、年を取ると何をするにも危険で面倒くさい場所にーー!