連休中、姪と舞台を観に行きました。
待ち合わせ場所で顔を合わせた瞬間、「パーマかけた?」と聞くので、「うん。いつもかけてたけど、一つにまとめてたからね」と答えました。
「そか、そか。そういえば、おばちゃん、前、ターバン巻いてたよね」
「ああ、そんな時期もあったなあーーー!」
「あれ、オシャレやったな」
え、待って。待って。
「ほ、ほんまに?」
「うん。似合ってたよ」
そのとき、言ってくれよーーーー。
いつ頃だったか調べたら、ターバンを巻いていたのは3年前。それで仕事にも行ったと、この記事に書いてあります。
一度だけ、家に遊びに来た近所の友だちに「『天然生活に出てくる人』みたいでいいね」と言われたけど、それ以外は、だれからも何にも言われなかったし、自分でも「いいのか、悪いのか」いまいち、判断しかねたので、いつの間にか巻かなくなりました。まあ、巻いても後頭部の薄毛は隠せなかったというのも理由の一つではあるんだけど。しかし、
姪よ、そのときに言ってくれ。
君のおばちゃん、「家にある布、巻いてきた」みたいな顔してたかもしれないけど、ああいう類いの「髪型の変化」には、大いなる勇気が込められているんだからさ。思ったときに言ってくれ。褒めてくれ。そして背中を押してくれ。
まあ、そのあと、さらにフルウィッグをかぶったてみたりと…髪型の右往左往(薄毛との格闘あるいは隠ぺい活動)というのがあったんですが、その涙ぐましい変遷を語り始めたら、今年40歳になり加齢を意識しはじめた姪は大笑いしながら興味津々に聞いていました。
フルウィッグはこれ。レビューが熱い!
姪よ、なんでも聞きなさい。先達の試行錯誤こそが、後に続く者の道を照らす一筋の灯りだ。どんなことでも話してあげるよ。
そういうわけで、友だちや家族に会ったとき、「あ。変わった。いいな」と思ったら、すかさず口にしてあげましょうね。
わたしもそうします。そして背中を押してあげる。「それでいいよ」と太鼓判を押してあげる。
小さな変化のなかにこそ、往々にして大きな勇気が込められているものですからねーーー。
姪は、「白髪、染めんくなったん?似合ってるやん」と言ってくれたので、今回はオケ!
わたくしも、いろいろ紆余曲折ありましたが、いまは、心穏やかに薄毛も受容し、白髪も受容し、この髪型(クルクルのスパイラルパーマ・セミロング)にして安定しているので、「そうでしょう、そうでしょう」と余裕の笑みを浮かべて、オイスターバーで気前よく昼ごはんをおごりました。
また、ターバンも巻きましょう。そうしましょう。
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