スー(雑種犬・8歳・オス)が死んでから、ひと月が経ちました。
ちゃんとごはんを作り、片付けをし、仕事をし…と規則正しく生活していますが、心は悲しいまんま。低空飛行のまんま。
最愛の犬を亡くした喪失感がもちろん一番大きいのですが、ある種の燃え尽き症候群でもあるのだろうな、と自分を観察しています。
この燃え尽き症候群の発症の引き金となった、そもそもの「火」は、8年前に夫が倒れたときに着いたんだと思います。
ご存知ない方もいると思いますが、夕方、スーの散歩から帰ったら夫が脳出血で意識不明になって倒れていたんですよ。
そこから本に書いたような怒涛の日々が始まり、2022年に夫を見送りました。スーは夫が倒れる前年の12月に来たので、怒涛の日々と「スーという手に余るほど元気な18キロの犬」を一人で必死に飼う日々はほぼ重なっていたのです。
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自分で言うのもなんですが、まじめな飼い主でした。愛情をもって誠実に向き合いました。
そのスーが5月から体調を崩し、8月22日にこの世を去るまでも走りました。病気を直したい一心からできる限りのことを試し、余命宣告を受けてからは「一日一日を大事にする」と自分に言い聞かせ、息をつめるように一瞬一瞬に集中しました。
そんな感じで約8年間、強火になったり弱火になったりしながら燃え続けていた火が、スーを見送ったときにフッと消えたんでしょうね。
そりゃあ、虚無になるわ。
と思います。
そりゃあ、元気も出んわ。
こういうときの脱出法を知っているわけでもないし、だれかに教えてほしいわけでもありません。
「脱出」を急ぐ必要もないしな。
当分、このまんまでいいやと開き直ろう。
驚き、悲しみ、落胆し、迷い、決断し、見送り、処理し、切り替えてきたんだから、今度は急いで切り変えなくてもいいでしょ。
しばらく、ぬるま湯に入ったままで自分を休めて、のんびりと時間をかけて「スーなき暮らし」に慣れていけばいいや。
元気にならねばと自分にプレッシャーは、かけないぞ。
わたしは、強い人間でも、偉い人間でもないから、グズグズするんだ。
そうしよう。それでいい。
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