半年近く集中していた仕事が終わり、ずっと、この日を待っていたのに、ようやく終わってみると、特にしたいこともなく、おなじみの「虚しさ」に出会って「ああ、久しぶり。あなたもお変わりなく。そこに、そうしていらっしゃいましたか」と再会のあいさつをしているところです。

 

 

したいことがないわけではなく、美容院に行く、歯医者に行くという予約すればすぐに「予定」に変わることもあるし、カーテンを買う、夏の服を買うというお金をもって出かけるかネットで探せば「買い物」ができるし。そうそう。ホウ酸団子を新しいものに入れ替えたり、夏の花の苗を植えたり、まだ終わってない衣替えもあって「家事」もできる。

 

 

・・・んだけど、やっぱ、どこか寂しいのかねえ。

 

 

長い間仕事をしてほっとして戻っていく場所が、シーンとしていることが。シーンとしていて、自分が動かなければ、何も事態が動かないことが。家のなかの空気も。

 

 

スーは、とことん静寂犬だし。

 

 

ひとつには、やっぱり「家族」のなかで果たしてきた役割が終わっていく、ということが大きいですかねえ。

 

 

娘は、母の日に帰ってごはんを作ってくれるそうなんだけど「月曜でいい?」と電話してきました。それだとすぐに帰らないといけないので「無理しなくていいよ」と言ったけれど、これも親孝行なんでしょう。時間を作って「母の日」をするために帰って来てくれるようです。

 

 

ありがたい。ありがたいけれど、自分と自分の母親の関係の変遷を思い返すと、そうやって思いやりをもって接せられる母になっていく、我。

 

 

美容院を予約したら、気持ちが少しスッとしてキリっとしました。

 

 

そこで弾みがついて「この気分のときは、美術館だな」そうだ。翌週は美術館に行こうと思ったら、また、仕事が入ってきたけども。ああ、入ってきたか。これはこれでまた。

 

 

虚しくなったり、キリっとしたり、ああ~ってなったり、忙しいな。

 

 

明らかに役割が終わっていく。

 

 

この自分を自分で生かし続けるという役割を残して。

 

 

虚しさを忘れていたり、再会して挨拶したりしながら、そのなかに溺れてしまわないようにがんばりましょう。

 

 

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  前記事にコメントありがとうございます。

 

■sakae0325さん

 

>甘い物を小出しに買って自分の癒し時間を作る
>最近のあるある❗️

わああ。いっしょですー。なかーま(^^)

自分で自分の癒し時間作るの大事ですよねえ。