みなさま、お盆はいかがお過ごしでしたか。台風で予定が狂ったり、被害を受けたかたもいるのではないでしょうか。特に後半は、不穏なお天気でした。
わたしはというと、もう、左肩から肩甲骨、腕が痛くて痛くて、自分で言うのもなんですがかわいそうな休暇を過ごしました。
夫の初盆でもあり、お客さんもわりに来て忙しかったのですが、なんでしょうね。発熱や頭痛に比べて「今日は肩が痛いので、ご遠慮いただけますか」とは言いにくい。肩とか膝とかの痛みって「まあ、なんとかなるでしょ」感が漂いますね。自分にも、周囲にも。だましだまし、普通どおりやっていくというか。
しかし、この「だまし、だまし」が曲者。「ゴキゲン」をちょっとずつちょっとずつ削っていって「フキゲン」のほうにひっぱっていく。ゴキゲンでいたいのに。
基本、ニコニコしていましたが、でも、ずっと痛いのです。何もしていなくても痛い、ズキズキと。特に肩甲骨のあたりが。そして気持ちが暗くなる。治ってくれという「渇望」と、ちっとも治らないという「焦燥」がせめぎあって、これぐらい大したことないとわかっていても「絶望」に近づいていく。
夜がつらくてねえ。どっちを向いても痛い。泣く。スーの散歩も右手が少し引っ張られても左側にも響いて、泣く。もう、やだ。
近くの整形外科が開き次第行こうとウェブサイトを見たら、木曜日までお休みじゃありませんか。診察は、金曜日から!なんてこと。
ネットで症状を調べると腕はそれなりに上がるし、どうやら五十肩ではなさそう。似て非なるものに肩腱板断裂があるらしく、もしかしてそれ!?もしかして腱が切れてる?
とにかく、もう、何でもいいから、肩にガツンと効く痛み止めの注射をしてほしい!という荒療治も厭わない気持ちです。
それで本日、長時間待つことを覚悟して総合病院に行ってまいりました。
結果は、頚椎症になりかけのストレートネックによるものでしょう、とのこと。え?そ、そなの?お、思ったより大したことなかったな。
診察室に入って座った途端、若く美しい女医さんが問診票を見ながら「おそらく首でしょうね」と言ったのだけど、あれは、なぜだったのか?よほど姿勢が悪いのか。症状が典型的だったのか。
…というわけで大げさに痛がっておりましたが(いや、今もホントーに痛いのだけど)スマホ首とも言われるストレートネックが原因だったようです。
総合病院には、たくさんの人がいました。
前に並んでいた70代後半ぐらいの女性は、両目の周りが大きくどす黒くはれ上がっていました。「階段の高いところから転んで、おでこから落ちた」とのこと。その応急処置はすでに済んでいたようですが、「少しずつ血が下がってきて、こんなことに。目が開かないの」と嘆いています。ほんとにかわいそう。つらいお盆を過ごしたんだなあ。
受付スタッフの女性は、深くうなずきながら「引力でどうしても下がってくるからねえ」と言い、続けて
「大丈夫、それは、必ず治るから」とニッコリ。
爽やかだった。頼もしかった。後ろに立っているわたしにも効いた。
というわけで、とんだお盆でした。
みなさんは、体調いかがですか。
お盆で家族や親せきが集まって、疲れがたまっている人もいるかもしれませんね。ゆっくり休んでね。わたしも、痛み止め飲んで、パソコンやスマホからできるだけ離れておきます。
あと、階段にはくれぐれも気をつけて。
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