1月に耳に水がたまったような、モワーンとするような気がしたときには、すぐに「これは、急性低音障害型感音難聴だ」とわかりました。40代のときに一度やっているからね。

 

 

病院で聴力検査をすると案の定、右耳は低音が聞こえにくくなっていて、たくさんの薬をもらって帰りました。

 

 

ネットで検索すると「ストレス」「睡眠不足」「脱水」などが原因と書かれているのだけど、うーん、思い当たるような、当たらないような。確かに睡眠不足だったときもあったけど、もっと大きなストレスを感じていた時期はいくらでもあったしな。そのときは何もなかった。

 

 

若いころ何度か円形脱毛症になったときも「ストレスと言われても…。あれかな?それともあれか?」という感じ。何が引き金になっているのかいまいちわからない。いつも。

 

 

そして先週末あたりから、またもや耳に水がたまっている感じです。モワーンとする感じ。間違いなく再発している。フー。

 

 

再発までの時間、短かない?

 

 

この低音難聴、どうやら、「内耳は外側に骨迷路、その側には膜迷路というものがあり、骨迷路の中には外リンパ液が、膜迷路の中には内リンパ液が入っていて混じり合わない様になっているのだが、急性低音障害型感音難聴では内リンパ液の量が過剰になり膜迷路が膨らんでしまったり、膜迷路に小さな穴があいたりして神経を興奮させるエネルギーを上手く作れなくなってしまう」んだそう。

 

 

人間、耳のなかにも迷路。

 

 

それにしても年とともに「自分の体との対話」に忙しくなってきましたねー。

 

 

健康にいいとされる食品やサプリを熱心に摂る人は、「体の声に耳を澄ます前に、よかれと思うことは全部やっておく」だし、かすかな不調を見つけてはそのことが頭から離れない人は、「聞こえない程度の体の声にも耳を傾けて心配する」だし、「ちょっとやそっとのことは気にしない」は「悲鳴を上げるまでは無視することにしている」だし。

 

 

人によって自分のカラダとの距離の取り方や会話の仕方はさまざま。

 

 

そういえば、ずっと痛かった膝はこのところ大丈夫なんですが、今度は肩の後ろ側が痛いです。

 

 

毎日ビミョーに、カラダの異変に気づいてしまう。

 

 

気づこうとしなくても気づく。気づきたくないのに気づく。思わぬ瞬間に気づいてしまう「あれ?」

 

 

昨日とは違うひっかかりに「あれ?」

 

 

ここからの行動をどうするのか?(何か対処をするのか、病院に行くのか、様子を見るのか、検索しまくるのか)。ここからの気持ちの持ち方をどうするのか?(いったん忘れて別のことに集中するのか、そのことばかり考えるのか、頭の片隅で気にしておくのか、なかったことにするのか)。

 

 

これらの選択を毎日、ビミョーに迫られるのが年をとることなんですね。

 

 

「お父さん、どうして病院行かんとね!」と老いた父に口うるさく言っていたけど、あれはあれで父なりの折り合いのつけ方であり、異変に気付いたあとの選択と決断の結果だったわけです。今なら「放置」「一日延ばし」という態度が意味するものもわかる。

 

 

自分のカラダをどこまで観察し、その変化をどこまで把握しようと努め、どこまで回復させようとするのか。回復のラインをどこに定め、理想をどこに求めるのか。

 

 

耳モワーンしながら、考えています。

 

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