4年前に夫が倒れてから、暮らしをめぐる状況が刻々と変化し、適応するのにかなりエネルギーを使いました。「稼がなければいかん！」という緊張感も常にあったため、それなりに仕事もがんばったし、新しい仕事も増えました。本も出しました。あ、そうだ。このアメーバオフィシャルブログも始めました。
本はこちらです。たくさんのレビュー、ありがとうございます！
そんなこんなで「さびしい」と感じる間もなくバタバタと時は過ぎ、一人暮らしの時間が長かったのにもかかわらず、「あー。ひとりでじっくり感傷に浸りたい！」とずっと思っていたのです。
ロマンチックに言うなら、亡き夫とふたりで過ごしたいと言いましょうか。
自分がいま、どんな感情のなかにいるのかじっくりと心のなかを観察したい。何を失い、何を懐かしみ、何が愛しいのか。これまでの人生のあれこれを思い出して、ちょっと涙を流したりもしてみたいのです。（実際に泣くかどうかは別にして）
というわけで来週、旅に出ることにしました。
北海道。道東。３泊4日。車なしの旅。
釧路湿原を眺め、カヌーに乗り、摩周湖や阿寒湖のほとりを歩いてくる予定です。
この方のブログを読んだら、すごく楽しそうだったので「そうか、こんなタイムスケジュールで行けるのか」と思い、飛行機や宿を予約したところ、春とは電車のダイヤがまったく違うことに気づいてあわてふためきました。公共交通機関の北海道旅、入念な乗り換え計画必須です。乗り逃すと4時間待ちとかになってしまう。気をつけろーー、わたし。駅のホームとか間違うなー。
「行くなら、今しかない！」と自分を奮い立たせて決めましたが、全国旅行支援と重なり、宿泊代が４０％割り引かれるというラッキーなめぐりあわせにもなりました。
どれだけがんばっても、子どものころのようには、だれも「よしよし」と抱きしめたり、「偉かったね」と褒めたり、「つらかったね」と慰めたりしてくれないから、せめて大自然に抱かれてきます！
来週は旅先から更新予定です。
よければ、こちらもお読みください。
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