わたしが、ブログやツイッターで「友だち」と書いているのは、ほとんどの場合、ママ友です。ママ友には、2種類あって一つは、「子どもが2歳ぐらいから付き合っている同じマンションのママ友」、もう一つは「幼稚園のママ友」です。

 

 

どちらとも22~3年のつきあい。しょっちゅう会っているのは、お互い近所ということもあって前者のほう。子ども同士も幼なじみで仲がいいので、誰かが帰省したときにみんなで集まったりします。

 

 

昨日も一人の男子が帰ってきたので、うちに集まることになりました。わたしは、料理を準備するのは面倒くさいから、「ホットプレートでチーズタッカルビ」と決め(クラシルのレシピ)、鶏肉と野菜を切って、コチュジャンベースの合わせ調味料を作っただけで準備完了。

 

 

子ども(みんな25歳の大人だが)だけが集まるのか、母親も集まるのかもはっきり決めないまま、集合時間はざっくり6時半以降。ポツポツと料理や果物、アイス、スナック菓子などを持ち寄って集まりはじめ、チーズタッカルビのチーズが熱せられすぎてカビカビになったころに、「ママも来たら?」と誘っている声が聞こえます。

 

 

近所とはいえ、今から来るのは面倒だろなと思っていたら、ピンポーン。さらに10時の仕事終わりで紙パックのジュースを下げて、もう一人のお母さんもやってきました。

 

 

わたしは、全部をしっかり準備して接待するのは苦手だけど、次々にやってくる人を「はーい!」とスタコラサッサ玄関に走って出迎え、「ビールにする?ジュース?お茶?ノンアルコールもあるよ!」と歓迎するのは得意。もうすでに食卓はとっ散らかっていて、誰も全容を把握していないので「自分の家であって、自分の家でない」状態なのが面白くて気楽なのです。

 

 

昨夜は、久しぶりだったので「来る?」という誘いに応えてフラッとやってくるなんて大学生みたいだなあと若いころに戻ったような高揚感も覚えました。

 

 

「ちょっと顔だそうかな」という気分は、自分が顔を出す側でも、出される側でもうれしい。人が集まる動機のなかでも一番好きな部類です。

 

 

「ちょっと顔だそうかな」には、「めちゃめちゃ楽しいってほどじゃないけど、それなりに楽しいことが待っている」という、ほどよい期待があるし、「気取らなくていいからラク」という敷居の低さもある。

 

 

わたしは、それぐらいのゆるさが好きなんだな。それぐらいでつきあえる人がいい。自分もそれぐらいの存在でいたい。

 

 

誰かと、たわいのないことで笑いながら、同じ時間を過ごすのは、かけがえのないことです。一人もいいけど、二人もいい。みんなもいいよねー。

 

 

そういえば、食器は下げてもらうだけで誰も洗いません。わたしが招かれても洗わない。「散らかしてごめんねー」と言いながら帰ります。いつの間にかそうなりました。ぎりぎりまでゆっくりできるし、「バイバーイ」と扉を閉めた途端に、家中が日常という静寂に切り替わるのが潔くて乙な味わいです。

 

 

出会った当時、37歳だったわたしは、60歳になりました。わたしより若い彼女たちも50代前半です。健やかであれ、たくましくあれ、わたしたち。

 

 

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