マクドナルド、「宅配独走」に陰り
競争激化、出店余地も少なく 新トップに重い課題
日本マクドナルドホールディングス、鶏肉偽装問題などで苦境に陥った業績は過去最高益を達成するまで回復した。
足元の高利益はファストフードでいち早く宅配と持ち帰りの仕組みを整え、
巣ごもり需要を取り込んだことが主因。
20年12月期の連結決算は売上高が前の期比2%増の2883億円、営業利益は12%増の312億円と過去最高。
20年12月期の営業増益は巣ごもり需要の取り込みが主因。
ドライブスルーなど持ち帰りに加え、
20年12月期中に全店の半数の約1500店で宅配に対応。客数が毎月1割前後減るなか、客単価を1割以上伸ばした。
スシローは宅配の対応店舗数を20年9月期に199店と1年で約120店拡大。
ゼンショーホールディングスも牛丼店「すき家」で4割超にあたる850店で宅配に対応する。
「ファストフードの持ち帰り需要はマクドの独壇場から変わる」(競合他社の幹部)とみる。
業績予想
日本マクドナルドの21年12月期の営業利益予想が前期比2%増
スシローの21年9月期は43%増、
ゼンショーの22年3月期は2.4倍
出店ペース
16年12月期に前の期比20%増だった増収率は年々縮小し、20年12月期は2%増。
日本マクドナルドの店舗数のピークは02年の3891店。
不採算店の見直しなどで14~19年の新規出店は6~40店に削減。
店舗数は3000店を下回る状況が続いている。
スシローの株価は19年12月から8割高、ゼンショーは2割高に対し、日本マクドはほぼ変わらずだ。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69498980W1A220C2TJC000/
【野田の解説】
飲食店でも、良いところと悪いところは2極化している。
良いところの特徴は、上手に、宅配需要を取り込んだところだ。
それが、
マクドナルドであり、スシローであり、すき家だ。
この宅配の対応もこの3社はとにかく早かった。
この、スピード感というのが、非常に良いところの特徴になっている。
アイリスオーヤマしかり、ユニクロしかりだ。
これからは、早さというのが、企業経営に必要な要素の一つになる。
早さや、変化も、やればよいということではなく必要なのは?
続きは、
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