こんにちは。今朝江戸川のサイクリングロードを走っていたら川辺の木々の中からカッコウの鳴く声が聞こえてきました。
(ああ、今年も来たんだ。)
カッコウの鳴き声って何故か心癒されます。遠い日の夏の早朝のキャンプ場を思い出させてくれて。
※この歌のせい?静かな湖畔の森の影から~♪w
小梨平や徳澤のキャンプ場は今頃どんなかなあ?今年も上高地に行けるのかなあ?
あっ、キジも鳴いてる。
・・・うっさいなあ(笑)。
大王わさび農場を出て走る事30分ー。
自動車は幸い渋滞にもあわず順調に松本市の中心部に入りました。
まずうかがったのが松本城にほど近い大名町通りの『松本市観光情報センター』。
こちらで『はしごマップ』をいただいて僕の松本散策は始まります。昨年からですがw。
※はしごマップ=はい、検索検索(笑)。
で、無事にマップを頂戴し最初に向かったのが飴せんべいでお馴染みの『飯田屋製菓』さん。
※飴せんべい=はい、検索検索(笑)。
こちらのお店との出会いは2022年9月3日のブログ『旅の終わりは松本市街。大好きな町です。』を御一読ください。
情報センターから3分で到着。1年ぶりの訪問。店内のショーケースの奥に御主人がちんまり座っていらっしゃいました。あいさつをしてショーケースに目をやれば今年も昨年同様4種類の飴せんべいのサンプルが並んでいます。
ただこれが曲者でー
「御主人、今年は全部の飴せんべいあるんですね?」
「すみません。1種類だけです。」
そうなんです。こちらには本来4種類の味の飴せんべいがあるはずなんですがー。
「御主人、昨年も1種類しかなかったですよ。」
「あっ、去年もお越しいただいたんですか。すみません、ちょっと忙しくて。」
(だったらサンプル片付けなさいよ。だいたい忙しくてって何よw。)
と言いたかったのですが、お年寄りを責めても仕方ない。それにこっちも年寄りだしw。
「もう、しょうがないなあ。」
苦笑いを浮かべていたら連られて御主人も苦笑い。
(あなたは笑うなw)
結局プレーン味(でいいのかな?)を購入して、はしごマップにスタンプを押してもらって、車に戻ります。
※はしごマップにスタンプ=これも検索か?(笑)
そこから事前に予約していた駐車場に車を止めて町に繰り出しました。
※普段は駐車場の予約などしないのですが当日は近くのあがたの森公園で『クラフトフェアまつもと』と言うかなり大きな催し物があったので保険の意味合いを込めて予約しておいた訳です。
そして僕達が最初に向かったのは、
松本散策はいつもこちらから始まりますー。の
『四柱神社』様。
※先に飯田屋さんで買い物をしたのは…、忘れてくださいw。
1年ぶりの四柱様はお変わりなく威風堂々。大きく息を吸って境内に入ります。心地よい気に全身を包まれ拝殿に進み、お賽銭をあげ静かに合掌。
今年も参拝できた事への感謝。商売繁盛・家内安全への御礼及び引き続きの御加護ー。などなどしっかりお参りさせていただきました。
これで今年も大丈夫だ。もうすぐ6月だけど(笑)。
そうこうしているうちに時刻は早や11時30分。お腹もいい具合に空いて来ました。で、本日の昼食はー
四柱様の大鳥居前の橋を渡ったところに立つ老舗の洋食レストラン『おきな堂』さん。創業1933年!
初めて松本にうかがった時から気になっていたお店。だけど横目で眺めているだけで通り過ぎていました。
だっていつも混んでるんだもん。
幸い当日は時間もあったし、こちらの記事を読んでいたら席が空いたら携帯電話に連絡をもらえるシステムがあると記されておりましたので。それなら安心だ。
で四柱様にお別れを告げ踵を返せばおきな堂さんが見えた。時間も時間なのでこちらからでも行列が見える。
橋を渡りお店に到着。待ち人は20人くらい?店内に入り整理券を取って電話連絡を希望して退店。店員さんにうかがったら50分待ちくらいとの事でした。
まあ丁度いいか。実は奥さん、今回の旅行の中でも上位で楽しみにしていた事がありまして。それは四柱神社の大名町通りに面した広場で行われている小さなマーケット。
その中に昨年奥さんが『上高地明神館』で購入したポシェットの作家さんが出店しているのをSNSで見つけ是非会ってみたいものだと予定に入れておいたそうなんです。
※『ポシェット』ではなくて『サコッシュ』ですって。???
おきな堂さんから徒歩2,3分で広場に到着。広場には7,8軒のブースが並んでいました。
まずは1軒1軒お店をのぞいて歩きます。
靴屋さん、革製品屋さん、木工屋さん、ガラスのアクセサリー屋さんなど。どちらも物凄くクオリティーが高い!その分お値段も高い!(笑)
だけどどの商品もその値段が納得できるような品質。作家さんのプライドがあふれているような逸品揃いでした。
お金さえあればすべて欲しい・・・(泣)。
そんな中、フエルトのバッグを並べたお店を発見。奥さんお目当てのお店だ!店内には静かで落ち着いた物腰の女性がいらっしゃいました。
「こんにちは。」
奥さんに続いてお店に入ります。
「昨年、上高地の明神館でいただきました。」
かけていたサコッシュを指さしながら笑顔の奥さん。
「あらぁ、嬉しい。ありがとうございます。」
こちらも笑顔の店主(作家)さん。
奥さんが購入した時の事、鮮明に覚えています。
(えっ?君、明神館でその金額出すんだ。男前だねぇ。)←もちろん口には出しませんでしたがw。
※明神館さん、ごめんなさい。
確かに可愛らしくて奥さんに良く似合っていましたけれど。まさかハンドメイドの作家さんものだったとは。
明神館、恐るべし!
※上高地ってこんな風に何気に作家さんの作品を置いてある売店が多いんです。かく言う私も自分へのお土産最高額は上高地で購入したこちらでした。
ごめんなさい、話がそれてしまって。
奥さんと作家さんが楽しそうにおしゃべりを始めたので僕はしばし退散。もう1度他のお店に出かけたり、ベンチに腰をおろしアイフォンをみたりボーッとしたり。
広場への人の出入りも多くもなく少なくもなく(若干少ないかw。)、陽気も暑くもなく寒くもなくー
なんだかとても緩やかで心地よい幸福な時間がゆっくり流れている気がしました。
(ん?誰かが手招きしている。誰だ?・・・奥さんだ。)
危なかった。あまりにもリラックスし過ぎてしまい、あと数分このままだったら耳から脳みそが流れ出し口から魂が抜け出てしまうところでした。お花がたくさん咲いている川も見えたし。。。そんな事はないか(笑)。
急いで命の恩人の奥さんのもとに向かいます。
「ポシェット買っちゃった。」
見ると作家さんがティファニーブルーの美しい小ぶりのバッグを丁寧に包んでいました。
(これはポシェットな?)
女性のファッソンは難しい。。。
まあ彼女が何を購入しても自分で働いて稼いだお金ですから僕がどうこう言う筋合いでもない。
センスだってそれなりに持ち合わせているから、僕はただ
「似合うね。」
って言うだけ。
彼女が嬉しかったら、僕も嬉しいし。
別にのろけている訳でもなく、これが結婚37年目、夫婦円満の為の処世術と言うもんです(笑)。
※でも本当に良く似合っているんですよ。←これはおのろけですねw。
最後に奥さんと作家さんの記念写真を撮り、会場を後にした僕達。
(もうそろそろかな?)
なんて思っていたら『なわて通り商店街』の入り口あたりで電話が鳴りました。
「さあ、飯だ飯だ。」
【つづく】
(PS) 今回写真が少なくてすみません。もう松本市内は観光って感じがしなくて。気持ちは地元の商店街って言ったら言い過ぎですが。そう言えば今回、一度も松本城見なかったな。屋根さえも(笑)。