こんにちは。我が地方、そんなに気温は高くないけれど湿気がすごい。なんか空気が肌にまとわりつく感じが上高地疲弊MAXの身体に追い打ちをかけて来るようでー
ああ、早く家に帰りたい(笑)。
まあそんなこんなで先週の木曜日の午後から昨日日曜日にかけまして毎度おなじみ長野県の上高地に出かけて参りました。
奥さんが19日(金)まで河童橋近くのホテルで働いており、お迎えを兼ねてのドライブです。
本当は20日に着いて1泊して奥さんと一緒に戻れば良かったのですが、上高地で1人でやりたい事があったので休みを1日追加してしまった訳です。フフッ。
それに首都圏は相変わらずひでー暑さだし、お盆明けで仕事もないし。これ幸いにと木曜日とっとと会社を閉め旅行の準備を済ませてあった自動車に飛び乗ったおじさん。時刻は午後2時を少し回ったところ。
どうせ気ままな一人旅。。。
セットしたナビは下道。目的地の松本市営さわんど駐車場までは距離260km、時間7時間!
※それでも距離は高速使うより20kmくらい短い。時間は倍近くかかるけど(笑)。
(260km?案外たいした事ないなー。)
たいした事ありました(笑)。行けども行けども進んでいる感じがしません。特につらかったのが最初の60kmくらい。
(だめだ。やっぱりダリい。高速乗るか?)
とも考えましたが、おかげさまで道路は軽井沢を抜ける時に少し渋滞にはまったくらい。それ以外は順調でしたのでどうにか高速の誘惑にも打ち勝ち、休憩をはさみながら午後8時頃には長野自動車道松本ICを左に見て上高地へ続く一本道に突入。あと1時間くらいか。
アルピコ鉄道の新島々駅、そのはす迎えにある上高地突入前の最後のコンビニを過ぎると道は徐々に上って行きます。
既に日がとっぷり落ちた夜のとばりの中を一目散に駐車場に向かうおじさん。
(早く着け、早く着け。)
もちろん疲労もありましたが、それよりも何よりも一人のドライブが怖いのなんの!
どう言う訳だか山に向かうおじさんの前後には車が1台もいないし、山を下って来る自動車ともほとんどすれ違わない。
※だから前からヘッドライトが近づいて来た時の嬉しさと言ったら(笑)。
それからトンネルも結構あるし(トンネルって心霊スポットの王道じゃないですか。)、もうこうなったらバックミラーなんて見られやしない。こんな時に限って『あなたの知らない世界』的な話も後から後から頭に浮かんでくる。
もう一人肝試し状態(笑)。
それだけに昔懐かしい駐車場が見えて来た時にはただただ安堵の深いため息をつくおじさんなのであった。
※ナビの到着予定時間が家を出た時に見たのとドンピシャだったのには驚きました。
(もう絶対に一人じゃ来るもんか!)
駐車チケットを取りゲートを抜けたおじさんの目前に広がる400台以上駐車できる第三駐車場は6分から7分くらいの駐車量でしょうか。奥のほうはまだまだ余裕がありました。トイレとバスターミナルは遠くなってしまうけれど。
ここで一つ。上高地は自然保護の観点からマイカー規制が徹底されていて東側からですとここ『さわんど駐車場』、西側からですと『あかんだな駐車場』までしか入れず、その後はタクシーか路線バスでのみ上高地に上がる事が可能になります。御参考までに。
ですから現在こちらに止まっている自動車のオーナーは今夜上高地のホテルに宿泊している方か明日バスかタクシーで上高地に向かう今夜車中泊の方。
ちなみにおじさんはもちろん明日向かう方。そうそう今回のおじさんのお泊り予定ですが、まず車中泊を2泊、それから宿舎に1泊。(「ホテルが満室で取れない!」って奥さんから事前連絡がありました。)
炎の3泊3日ツアーです!
車中泊なんざ40年ぶりくらい。お酒もおつまみもたっぷり積んだし、もうワクワク感が止まりません。
ほどよい場所に車を止めて、まずはベッドメーキング。おじさんの自動車は相棒歴もうすぐ32年のボンネット型のステーションワゴン。後部座席を前に倒してスペースを作れば足を伸ばしたままでも余裕で寝られます(工場で何度もシミュレーションしてみました。笑)。
ただ背中は少しゴツゴツするのでヨガマットを2枚重ねて敷いて、その上にシュラフ。シュラフの中には枕とガーゼケット。これでベッドが完成。
外気温は午後9時頃で約15℃。ちょっと涼し気。こらなら窓全閉でよさそうです。濡れたタオルで身体を拭いてからフェイシャルペーパーで仕上げた後にシャンプーシートで洗髪もばっちり。
歯も磨いたし、着替えも終わった。残るはお楽しみのアルコールタイム(笑)。
結構いい感じで酔って来て、カップにウイスキーを注ぎドアを開け車外に出て夜空を見上げた時。。。
僕は言葉を失いました。
63年の人生の中でこれほど数多(あまた)の星がきらめく空を僕は見た記憶がありません。
頭上360度に広がる星空を僕は首が痛くなるまで飽きもせずずっと見ていました。
もっともっと見ていたかったけれど明日の予定もあります。僕は後ろ髪をひかれる思いで車内に戻りました。
簡易ベッドで横になっても星空がよくみえる、なんて贅沢なホテル(笑)。
ちなみに明日の予定は午前4時に起床。身支度を済ませ午前5時発の始発バスで上高地に入ります。現在の時刻がもうすぐ午後10時。
(6時間は寝られる。。。明日のためにもう寝よう。)
僕はシュラフのチャックを首元まで上げ、静かに目を閉じました。
そして眠りに落ちた数分後ー。午後10時10分、LINE到着。お相手はもちろん、あのお方。
『やっほー。今夜は満天の星!着いたら空を見上げてね~』
『見た!もう着いてます。おったまげーの星空でした。それではまた明日。お休みなさい。』
『もう着いてるの?おったまげ~。今夜の星空はピカイチ。天の川も。』
『そうですね。お休みなさい。』
僕は再度目を閉じました。
が。。。眠れねー!
そして翌日のお話が前回のブログ『本日の歩数』に続くのでありました。
それでは。
(PS)ああ、疲れた。