最近、朝晩めっきり冷え込むようになりました。
皆さん、体調管理は出来ていますか?
私は、2日程前に風邪を引きかけましたが、そういう時は
『市販薬を飲み、お風呂に入らず、温かくして早めに寝る』
これで次の日は、風邪の症状もスッキリ無くなってます!!
さて、今日は私が時々観たくなる映画について、徒然に書いていきます。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
先々週、久しぶりに観ました。
生まれた時は80歳、年を重ねるごとに若返っていくという数奇な運命の下に生まれたベンジャミン・バトン。
様々な冒険とデイジーという唯一無二の女性との愛を経験しながら、20世紀を生きる男の生涯をつづる物語で
ベンジャミン・バトンをブラッド・ピット、デイジーをケイト・ブランシェットが競演する映画です。
上映時間2時間47分という長い映画ですが、長さを感じる事もなく
それでいて何か特別なシーンが多いかと言うとそうでもなく
物語は淡々と進んでいきます。
私の心の中に強く残ったのは
二人の女性の存在でした。
一人は、男女の愛を育むデイジー
もう一人は、育ての母親となるクイニー
クイニーは、夫婦で営む老人施設の前に置き去りにされていた赤ん坊に気付き拾い上げ、その老人のような姿に驚きながらも
赤ん坊を神の子であると信じ、夫の反対を押し切り、自らの手で育てることを決意する。
実の子でもないベンジャミンへ注がれる愛情は、私の心まで穏やかものにしてくれました。
タラジ・P・ヘンソンも中々の俳優さんで、結構好きなんですよね!
そしてデイジー
出会いは彼女が幼い頃でしたが、二人の逆行しあう時間軸がちょうど重なり合う時間に再開し
愛し合い、子供を授かります。
この時間がベンジャミンにとって、いえ、二人にとって、かけがえのない幸せな時間となるのですが
行く末を案じたベンジャミンは、二人の元を去っていく・・・
とても美しく切ないラブストーリー
この二人の形の違う愛があってこその、ベンジャミンの人生だったのではないかと
私はそう思いました。
他にもちょっと変わった人々との出会いがあるのですが
みんなそれぞれの人生を生きていて
でも、心をかき乱されるようなシーンはなく
観ていて気持ちを穏やかにさせるものになっていたところもよかったかな。
今回、ふと思ったのですが
この映画、どこか「フォレスト・ガンプ」を思わせます。
物語の展開の仕方や、特別感は無いけれど、人の心を温かくする雰囲気が。
それと、とても長いお話であるところも。
心穏やかに人生を振り返りたい時などに、いい映画かなと思います。