いろ~んなスケーターがこの曲を選び
素敵な演技をみせてくれました。
「ボレロ」と聞いて私の脳裏に一番に浮かぶのは
映画「愛と悲しみのボレロ」で観た、あのラストのジョルジュ・ドンのバレエ。
さすがに公開当初は精神的にまだ幼く、理解できそうもなくて観ていませんが、
かなり注目されていた映画だと覚えていて
大人になってからビデオで観ました。
「白鳥の湖」とか「くるみ割り人形」とか
定番のバレエしか知らなかった私
「えっ? これがバレエなの?」と、衝撃を受けたのを覚えています。
フィギュアスケートの世界でも、トップスケーター達が使ってきたプログラム
まずは、やっぱりプルチェンコ。
プルシェンコの演技は、そもそもバレエの動きがベースになっているので
力強く切れ味も良く、まさに「これぞボレロ」って感じのプログラム。
まだ、誰でも彼でも4回転を跳べない時代に
4T3Tをさらっと決めて、演技の出だしを印象づけています。
コストナーの演技も、やっぱりバレエ・ボレロの動きがベースになっていますね。
ただ、プルチェンコとは対照的で、ゆったりとした優雅な演技でした。
伸びのあるスムーズなスケーティングに合った、プログラムだったと思います。
ここからは、ペア。
演技的には、バレエの振付から離れています。
サラエボ五輪アイスダンスのフリー「ジェーン・トービル & クリストファー・ディーン / ボレロ」は
9人の審判全員から芸術点で6点満点の評価を受け、五輪史上初の快挙で金メダル。
技術点でも3人が6点をつける「伝説のプログラム」になったと言われています。
動画↓は、リレハンメル五輪 エキシビションでの演技
THE ICE 2016 での「浅田真央 & ジェフリー・バトル / ボレロ」
私も大好きなプログラムです。
何度見ても見とれてしまう
大人の雰囲気で惹きこまれますね。
衣装の色合い、出だしとフィニッシュなど「ジェーン・トービル & クリストファー・ディーン / ボレロ」が
オマージュされていますね。
あと、ワリエワちゃんもやってるね。
凄いね! あの子!
幼いなりにバレエの基礎がしっかりできてるから、ポージングがとてもキレイ!
それにしても、次から次へと恐ろしい選手を輩出してくるなぁ~、エテリ陣営は・・・。
やっぱり、どれも素敵な演技だぁ~
バレエ的で力強いタッチの演技もあれば
優雅でしっとりとした演技あり
昌磨君の演技は、これらのどれでもない世界観を作り出しているんだろうなぁ~
だって、どれも昌磨くんとはピッタリ来ない。イメージがね。
だから、最初「ボレロ」と聞いて不安がよぎったのです。
私の固定観念をぶっ壊してしまうプログラムなんだろうな。
ふふっ、楽しみだ