大切な ピアノ楽譜(68)48のモチーフ(アルカン) | ピアノとビーズ⇒動画 のブログ

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ピアノ演奏やビーズワークを楽しみながら動画を作っています。

48のモチーフ というタイトルなのに

49曲・・・

少し もぞもぞするのは

私だけでしょうか

 

私が持っている楽譜は

4分冊で

それぞれに 1巻ずつ収容されています

 

つまり

48のモチーフという曲は

4巻 に分かれているんです

 

48÷4=12 

1巻に12曲ずつ入っていたら

とても気持ちいいんですけど

最後の第4巻は 13曲 なんです

 

割り切れない・・・

もぞもぞします

 

作曲されたのは
アルカン(1813‐1888)さん… 
1861年 48歳の時の作品です
 
フランスの作曲家で
若い頃 名声を得られたかと思えば
その後 隠居状態になられたり と
乱高下の人生でしたけど
この 48のモチーフ 作品63を
作曲されたのは
2度目隠居を克服されて
再起された時でした
 
1857年から 
突然ピアノ作品を出版を再開され
ピアノのための性格小品集《歌曲集》作品38(二集)
全ての短調による12の練習曲 作品39
ドイツ風メヌエット 作品46
ノクターン第4番 作品60
などを 次々と発表されていて
48のモチーフ 作品63 も
それに続きます

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とても可愛らしい楽譜です

 

マスターミュージック という

出版社のもので

アルカン(1813‐1888)さん の楽譜だけでなく

他の方の楽譜も 同じ表紙です

 

なんとなく 

フランスの乙女たちを 

イメージしてしまう

綺麗な表紙です

 

 

曲そのものは 短篇で

1分~5分 くらいです

 

まずは 第1曲・・・

幻影というタイトルがついていて

とても ゆったり 

そして メランコリーな旋律ですね

 

仕事で疲れている時など

聴いてると 心が和んで

癒されます

 

第1巻には次の12曲が

入っています

 

第1巻

 第1番  幻影 (Assez lentment)

 第2番  スタッカーティッシモ

 第3番  レガーティッシモ 

 第4番 鐘

 第5番 入信者

 第6番 小フーガ

 第7番 戦慄

 第8番 偽りの無邪気さ

 第9番 ないしょ話

 第10番 叱責

 第11番 ため息

 第12番 小舟歌

 

この中で 私のお勧めは

第7曲 戦慄 です

2ページ半 演奏時間2分弱の

短篇です

 

メロディは 単純ですけど

付点で少し遅れて奏でられる装飾や

左手の和音のスタッカートは

曲に 重厚さ 深みを醸し出していて

何度も 聴きたくなります

 

私には 

楽譜をなしには 理解できないし

楽譜を見ても 

にわかには弾けません

 

見ていて楽しいピアノ楽譜のひとつです♪

 

 

 

第2巻以降は 次回に持ち越します

 

第2巻

 第13番 追憶

 第14番 小二重奏曲

 第15番 古い様式による協奏曲のトゥッティ 

 第16番 幻想曲

 第17番 3声の小さな前奏曲

 第18番 小リート

 第19番 恩寵

 第20番 村の小さな行進曲

 第21番 死にゆく者達が貴殿に挨拶を

 第22番 無垢

 第23番 木靴の男

 第24番 コルトダンス

 

第3巻

 第25番 追跡

 第26番 古い様式の小さな歌

 第27番 リゴードン

 第28番 強情

 第29番 熱狂

 第30番 悲しき小さな歌

 第31番 四重奏の冒頭

 第32番 小メヌエット

 第33番 ねんねしな

 第34番 私は衆愚を嫌い、彼らを遠ざける

 第35番 軍楽

 第36番 小トッカータ

 

第4巻

 第37番 小さな小さなスケルツォ

 第38番 良き願い

 第39番 ヘラクレイトスとデモクリトス

 第40番 待ってても行かないよ

 第41番 異名同音

 第42番 5声の小さな歌

 第43番 小夜想曲―魅惑

 第44番 有頂天

 第45番 小悪魔たち

 第46番 初めてのラブレター

 第47番 小スケルツォ

 第48番 夢の中で

 番号なし 神を讃えよ

 

 

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