スペインの作曲家
トゥリーナ (1882-1949) さん って
後輩の作曲家から
たくさんの尊敬を集めていたようです
そのひとりが
エルネスト・アルフテル(1905-1989) さんです
自ら
トゥリーナ さんの名前を
タイトルに入れた
ピアノ曲を
作曲されています
その楽譜のタイトルは
HOMMAGES オマージュ
この中の第1曲が
ホアキン・トゥリーナを讃えて です
この楽譜は
本当に ペラペラ で
全音のピアノピースより
更に 薄くて・・・
しつこいようですけど
ペラペラ です
表紙 から
中の譜面が 透けて見えます
ホアキン・トゥリーナを讃えて
という曲は
4分の6拍子 から
8分の5拍子
4分の3拍子
4分の5拍子
4分の4拍子
4分の3拍子 と
3ページの短い曲の中で
拍子が頻繁に変化する
いかにもの 現代曲です
音域の広い 和音が
たくさん出てきたり
上がったり 下がったり の
流れるような フレーズ も
出てきて
メリハリの 効いた
2分15秒の曲です
私が 感動するのが
その 作曲年 です
アルフテル さんは 1989年没 なのですが
この オマージュの 作曲年は
1988年・・・
亡くなられる1年前に作曲されています
ちなみに
オマージュ の
第2曲は フェデリコ・モンポウを讃えて
第3曲は ロドルフォ・アルフテルを讃えて
で
全て 1988年に作曲されています
アルフテル さん については
写真の楽譜と合わせて
2冊の楽譜を持っています
もう一つの楽譜のタイトルは
NOCTURNO OTONAL recordando a Chopin
秋のノクターン と訳されています
ショパンへのオマージュでしょうか