ラクダと旅する日常 -215ページ目

ラクダと旅する日常

モロッコ、マラケシュからお届けするローカルな暮らし・子育て・仕事

アパルトマンの屋上から。

ラクダと旅する日常

久しぶりに高い所から街を眺めました。

なかなか圧巻です。

この柔らかいピンク色が好きです。

さて、米粒のように無数にある白い物体は、、、?


パラボラアンテナ。


こっちもこの通り。
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これだけあるとなんだかモニュメントのようで、街の景観の一つになっています。
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これでアラブ各国のテレビが見れてチャンネルは200チャンネル以上。

フランスの衛星も見れます(盗み見ね)。

ワールドカップもこれでバッチリ。


、、、、むかし、夫に出会ったころ、日本の人達はモロッコは貧しい国だと思って来るだろうけど、見よ!このパラボラアンテナの数。モロッコはビンボーじゃないよ。と言われたのを思い出しました。それが基準かい( ̄ー ̄;とカルチャーショックでした;

田舎の山奥にもトタン屋根のスラムの様な所でもパラボラはきのこの様に生えています。どこの国でもテレビは大衆の娯楽。



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ラクダと旅する日常

世界の全人口65億人のうち、90%にあたる58億人近くは、
私たちの多くにとって当たり前の製品やサービスに、まったくといっていいほど縁がない。さらにその約半分近くは、食糧、きれいな水、雨風をしのぐ場所さえ満足に得られない。

この残りの90%の人々の生活を良くするには、何が必要なのだろうか。
「思い」だけでは、何も変わらない。お金の援助も、それだけでは不十分。
実際に人々のライフスタイルを改善する、具体的な「もの(製品)」が必要なのだ。

そのような「もの」をつくる上で、「デザイン」の役割は欠かせない。
たとえば、アフリカには、井戸で水を汲み、何キロも歩いて家に運ぶ人々がいる。
水を運ぶの重労働だが、ドーナツ型の容器があれば、子供でも、転がして楽に運べる。

シンプルだが、考え抜かれたデザインが、人々の生活を大きく変える。
消費社会にあふれる「もの」とは少し異なる、世界を変えるための「もの」。

世界には、そんな「ものづくり」に取り組む人々が大勢いる。
デザイナー、エンジニア、学生、研究者、建築家、社会起業家、そして現地の人々。

彼らはグローバルに連携しながら、世界中のすべての人が食料や水、住まい、保健衛生、エネルギー、教育、などを得られるようにする方法を生み出している。
彼らは、この世界の「本当のニーズ」に目を向け、その先に夢を見ている。

彼らが生み出した革新的な作品を集めて、2007年、アメリカの
スミソニアン/クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館において
「残りの90%のためのデザイン展」が開催された。本書は、その記録である。

━─━─━─━─━─↑本書より抜粋━─━─━─━─━─


モロッコに長く滞在した後日本へ帰るといつも思うことがある。
どこもかしこも「モノ」だらけ。

この本のテーマでもある通り、あらゆる企業・生産者は世界の10%でしかない富裕層に向けた商品を過剰生産しているのだ。

資本主義の消費社会なのだから仕方ない。

貧乏人を相手に商売しても儲からないということはよーく分かっている。

けれどもそれを可能にしているアイデアや商品があった。

今までふつふつと疑問に思っていたこと、矛盾していると感じていたこと、そんな思いに答えをひとつ出してくれた本。

底辺の人々の生活を変えるような製品・アイデアは今日頭を悩ましても思いつくものではない。本書に掲載されているものもデザインというより発明に近く、ファッションデザインでそれを行うことは不可能に思える。けれども重要なことは、物を作る一人として、そういう世界を知っているということだと思う。


リンク>世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある

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夜8時半、日中日差しが厳しいマラケシュでは夕方夕涼みに外出する人が多い。

近所のモスクの広場。
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店が立ち並ぶ大通り。
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日が暮れれば前に進めないほど、人でいっぱい。

マラケシュでは夜でも女性も子供も皆外に出ることができる、とラバトの人に言われたことがある。


サマータイムということもあり日没は21時近く。

それから晩ご飯。

もうすぐ夏休み、夏休みになったらますます夜更かしになりそうな

マラケシュの夜です。

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