アトリエの増築時に使い余ったセメントモザイクタイルが何年もアトリエ内に山積みになっていたので、
この度自宅の庭に敷き詰めることにしました。
自宅はいわゆる分譲マンションですが庭があります。
と言うか一階の小さなバルコニーの壁をぶち抜いて数年前に専用玄関を作り、その後花壇で仕切りを作り、
柵を作り、個人の庭を個人で作っている状態…
日本では考えられませんが、一階で自宅前にスペースがある人はほとんど皆作っています。
上階の人が不公平と言わないかと言えば、モロッコのアパルトマンは2階、3階が人気で中階から売れていくのが実情。
一階は下水が溢れたり防犯上のリスクがあり、最上階は暑いしテラスの雨漏りリスクがあるからです。
実際、我が家のバルコニーには建物全体の下水が通っており、
何か問題があればうちが自己負担で床タイルを壊し工事することになるでしょう。
今回庭にタイルを貼ろうとした際も、余っているバルコニーの床タイルを貼ればと夫に言うと、
それは下水トラブルでバルコニーを壊した時用に取って置くとのこと…;
ちなみに2階、3階の家でも外壁と外壁の隙間スペースを埋めるように増築してるツワモノも結構います…
公道側に家が面してる人は車庫まで作っていますが、人通りがほとんどない大きな歩道なので問題ないらしく、
マンションでありながら増築する件にしろ公道に車庫を作る件にしろ、なんともゆるくてモロッコらしいです。
逆にモロッコから見れば駐車場代に月数万かかる方がありえないと思われますね…
(同じマラケシュでも一等地の高級マンションでは外観維持の為、洗濯物を外に干すのもNG物件もあります)
さて、アトリエにあったタイルを持ってきて、タイル張り職人にも来てもらいました。
だいぶ腰が曲がったおじいちゃんだけど大丈夫か…?
しかもこの日はラマダン最終日、断食しながらの作業です。恐るべしモロッコおじいちゃん!
夫と2人セメントを敷いてタイルを並べて2日できれいにタイルを貼ってくれました。
真ん中に柄を持ってきてラグを敷いたみたいなデザインに。
2日目は上から白いセメント?を塗って隙間を埋めていきます。
例のタンジーヤ用の窯も周りにきれいにタイルを貼って無事です。
乾いた後、水で洗い流したところ↓
この後サボンビルディ(垢すりに使うオリーブオイル石鹸)で洗うのだそう。
砂ぼこりにまみれていた庭が見違えるようになりました。
ここで商品撮影もできそうです(#^^#)