荷物も大冒険*行方不明から捜索・到着まで。 | ラクダと旅する日常

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モロッコ、マラケシュからお届けするローカルな暮らし・子育て・仕事

 

10月末、マラケシュ郵便局からコロナ禍の中苦労して制作したクッションカバーなど、

新作商品を詰め込んだ荷物を発送しました。

 

 

ところが一週間後、日本に届いたのはジュラバが10着入った段ボール…!

丸ごと別の中身になって到着したことに愕然!

こんなことは10年以上発送していて初めてです。

届いた段ボールの送り状など書類を確認すると、自分の物ともう一枚別の送り状も入っていて、

どうやら別人の荷物が私の荷物として届いたことが判明。

すぐにマラケシュ郵便局へ届け出に行くと、調査依頼出すから一週間くらい待ってくれとの頼りない返事。

もう一度日本側で書類を確認し、ジュラバの送り主が北部ナドール在住の男性と分かり、送り状の番号に電話してみることに。

するとやっぱり持ち主は彼で、彼も自分の荷物を探していて、

私の荷物は彼がジュラバを送りたかったドバイに届いたと判明しました。

モロッコを出る際の税関で送り状を入れ間違えられ、荷物が入れ替わってしまったのです。

でもお互い荷物は見つかった!

 

荷物を交換することで同意し、届き先のドバイ在住モロッコ女性に連絡を取ってもらうと…

すでに自分の荷物でないと配送会社に返却したとの返事。

*そもそも段ボールあちこちに赤でJAPANと書いて住所も記載してあるからドバイに配達されるのも(-_-;)

ここからこの女性とのやり取りも始まり、配送会社は英語話していて荷物がどこへ行ったのか分からないし、あなたの荷物は開けてもない等々言われ、ナドールの男性は荷物の中身を知っていたので話が噛み合わず疑心暗鬼に。

そういう荷物に限ってモロッコ女性が好みそうな派手めの高級サロン生地のファブリックやクッションカバーが沢山入っていて、

さらに女性は結婚式用に10着を購入したらしく、私の荷物に入っているピアス10点と合わせたら衣装がばっちり揃うね…と交渉担当の夫;

連日やり取りしている電話の口調もだんだん荒くなっていきました。

おまけに日本でDHLへ誤配送ですよと返却した荷物は、再び誤った送り状で私宛に5日間で返送されてきて、さらに混乱。

女性が配送会社に返却してから一か月は経過したのに、私の荷物は今どこに??

やっぱり女性がまだ持ってるの…?と更に疑念が。

戻って来たジュラバ荷物を持って郵便局に訴えるも、何の対応もなく保証も無し。

データー上、荷物は配送されたので、その中身が何であるかはどうすることもできないと。

それはそうだけど、送り状付け間違えたのはそっちなんですよ~!探してもくれなかったし!!もちろん一言の謝罪も無し。

 

結局マラケシュ→ナドール間の送料も持ち主の彼が支払い、

ナドール郵便局でも保証されず、ドバイまでもう一度送料支払ったそうです。ドバイまでだって1万6千円くらい!

もはや私の荷物は行方不明とほとんど諦めるも、もう一度同じ商品を作る気力も湧かず、

ますます現実逃避でドラマ視聴へ走る日々でしたが…;

日本のDHLから、ドバイの事務所で見つかり日本へ配送手配したとついに連絡が!!

そんなこんなで散々気を揉み一月半かかって奇跡的に到着した商品…入荷しました…

ほんとに良かった…自分でも気に入って買付けたピアス全部無事でした!

 

 

今となってはドバイ在住モロッコ女性が荷物を手放してくれたのに疑って申し訳なかったし、

ナドールの男性は2度も送料払って不憫なので、何かマラケシュとか南部の名産を送ろうと思っています。

荷物にとっても長い旅路でした。

 

 

モロッコ雑貨とモロッコインテリアAtelierFOUKARI

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