イムリルでのテロ事件 | ラクダと旅する日常

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先週、マラケシュ近郊の山岳部イムリルのキャンプ場で2人の北欧女性観光客が惨殺される事件が起こりました。

犯人はISに忠誠を誓っており、2011年のフナ広場のテロ以降、

モロッコでテロ事件は一度も起こっておらず、(計画の時点での検挙は多々あり)

モロッコ国内でも大きな衝撃が広がっています。

マラケシュでは、日曜には犯行に対する抗議と被害者への謝罪を表明する大規模なデモがあり、

デモに参加した夫によると、「国王の葬儀なみの規模だった」とのことです。

デモはラバトの大使館前などでも行われています。

 

*写真は現場となった山岳部のデモ(huffpostmagrebより)

 

犯人4人と関係者と見られる数人がすでに逮捕されています。

彼女たちはフナ広場のホテルに荷物を置いてキャンプ場へ向かっており、

犯人にフナ広場から人気のない山岳部へおびき出されたとの情報もあります。

在モロッコ大使館からも下記のような注意喚起がされています。

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当該地域に限らず,安全の観点から単独又は少人数でのテント等の野外泊及びヒッチハイクでの移動を控え,ホテル等での宿泊及び公共交通機関等での移動をお願いいたします。また,アトラス山脈,砂漠等へは旅行会社のツアーにて行くことを強くお勧めします。

 

単独個人でのテント泊が非常に危険だということは、この事件の前から知っていました。

ひとけのない海辺、草原、山岳部など、、、観光客は人のいない場所を求めがちですが、

地元のモロッコ人はたとえ昼間にピクニックする場合でも、誰もいない場所は選びません。

すぐ側でなくとも、目視できる距離に他の人がいる所に集まります。(もちろん想定しているのはテロでなく強盗ですが)

 

ともかく、本当に嫌な事件が起きてしまいました。

犯人から動機や詳細が語られるのか。まだ事件を皆が注視しています。

 

 

 

 

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