メディナの色と光の世界。
細い路地の此処彼処にハッとするような美しい風景があるのは
何度通っても、何年通っても同じ。
誰もが目を留めるような美しい一角にうっとりした後は、
皆が素通りするような、ベージュの壁にある緑の窓が気になったり、、。
どうして窓の高さが違うのでしょう、、。
次に向かうのは染色スーク。
ここにはいつも天井に染められた色とりどりの糸が干してあって、
それがいつも違う色と光の光景を作り出している。
今日は毛糸、別の日はターバン。。。
偶然に出来る光と色の洪水に息を呑む。
誰かここにカフェをオープンしてくれればいいのに。
そうすれば、お茶を飲みながらしばらく座って眺められるから。
次は計り売りの毛糸屋にて。
いろんな糸を欲しい分だけ頼んだものの、
少年が手で巻き巻き小玉を作ってくれている、かなり長い待ち時間、
積み木のように積まれた毛糸を眺めて、あれこれ考えるのも楽しい。
屋上テラスからのメディナの眺め。
この中に、無数の色が蠢いている。