私が幼少期の頃、曽祖母の部屋には、大きな鏡が付いているドレッサーがありました。
母の部屋にもドレッサーがあったのですが、比にならないほど妙な雰囲気が曽祖母のドレッサーにはあったんですよね。
曽祖母は毎日欠かさず、高級なスキンケア用品でお手入れをしていました。
高級なスキンケア用品だからか、
私が触ろうとしたり、フタを開け使おうとすると、しかめ面であ”ーあ”ー言うんですよ。
それもそのはず、、
真っ黒に日焼けした野蛮な子猿に、高級スキンケアなんてもったいないですからね、、
私はよく曽祖母の部屋に遊びに行っていました。何をしていたかといえば、
外見も中身もボーイッシュな私でしたが、心の隅には、可愛い女の子に憧れていたわけです、、
Very very short hair の私は、当時髪の毛を長くしたことはなかったので、
「ロングヘア」というモノに超超超!憧れていたわけでございます、、、、
ですから、引き出しを開けてスカーフを手に取り、自分の頭にかぶせると、、、
何ということでしょう!
鏡に映っているのは、ロングヘアを手に入れた自分ではないですか!!、何て誇らしいんでしょう!
、、、、、哀れですね、、、、
、、毎度毎度、鏡に映るスカーフをかぶった自分を見ては、
「自分が成熟したら絶対髪を伸ばす!」と心に誓っていました。。。
ドレッサーを見ると、妙に触りたくなるものといえば、、そう、口紅です。
小さい頃の記憶で、曽祖母は口紅のことを「赤べに」と呼んでいたのをかすかに覚えています。
口紅を見ると勝手に手が引き寄せられ、気がつくと手に持っているんですよね。、妙な魅力です。
曽祖母の赤べに、、、フタを開けると、少しくすんだ赤色が顔を出していました。
塗り方なんて、当時分かりませんから、唇から大いにはみ出して、オバケのQ太郎状態、、
、、するとじわじわと唇がピリピリするのです、、
とっさにテッシュで口を拭いても妙なピリピリは治らなく、、
赤べにを塗ったところが、赤くただれていました。。
きっと何かの成分が、自分の皮膚に合わなくアレルギー反応が出てしまった。。ということだと思いますが。。
、、今知りたいことと言えば、
、、「曽祖母の赤べに」、、どこのメーカーの商品だったのでしょうか。。。