「カッコーの巣の上で 」感想(ネタバレあり) | ことのはを拾いあつめて

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小栗旬さんに耽溺、溺愛、ベタ惚れしております。
台詞フェチで妄想癖でもあります。

7/12、13と東京池袋の芸術劇場にて、小栗旬くんの主演舞台「カッコーの巣の上で」を観てきました。

原作もあり、映画化もされてる作品ですが、なるべく情報を入れず、まっさらの状態で初めてのマクマーフィに会ってきました。



12日ソワレF列、13日マチネN列。


第一声を聞いた瞬間に胸がときめきました。いい声だったあ。。。
小栗マクマーフィは現れた瞬間にその場の誰をも巻き込んで、惹きつけて、まさに新しい風を吹き込んでくれました。
演技も凄くよかった。



圧倒的な陽のエネルギーを振りまくマクマーフィ。男気があって、セクシャルで、
自分勝手だけど仲間思いで。本能と欲望のおもむくままに生きて。


電気ショックをも受け入れ、平然を装い、不屈の闘志と反骨心で闘う生き様に驚き、魅せられ、そして終盤。


何となく予想はしてたラスト。
実際この目で見てみたら涙が止まらなかった。胸の奥底から突き上げるような感情が湧いてきて、震えるようにただただ涙を流してその最期を見守るしかなかった


身の危険を省みずに管理社会に立ち向かったマクマーフィ。
自由と希望の象徴だったマクマーフィ。


人間を本当の意味で管理することなんてできない!それは意思を持たない人形になること。そんなの人間じゃない。
ロボトミー手術されるって、分かっていたのに!
彼だけはカッコーの巣から出れたのに!!

どうして!という思いと、でも彼ならそうしただろうという思いと。
そんなマクマーフィを見ていたチーフの決断と、仲間の行動と。ラチェッド婦長の思い、当時の時代背景。
色んなことが頭をめぐり、終わってからも放心状態で、身体中震えていました。


あきらめないこと
やってみること
抗い続けること


感動という言葉じゃ足りない。
魂が震えました。
こんなにも心震える演技と物語をありがとう。


「カッコーの巣の上で」素晴らしい舞台でした。この舞台をまだ何回か観れることを本当に嬉しく思います。
次回はもう少し深められるといいな。






















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