私の姿が視界から消えるとうう~ん
と悲しい声を出したり、近づくと脚をピョンピョンして満面の笑みで迎えてくれたり、ついこの間まであまり感情を表に出さなくていまいち何を考えているのか・何を見ているのか掴みどころがなかったことを思うと、ひとつひとつがかわいくてしょうがないです。昨日の日記でも言葉のキャッチボールが少し出来る、と書いたように私からの働きかけが一方通行でなくなったのでちょっかい出す方も(笑)やりがいがあります。
そういった日々の進歩も聴力検査の結果にも出ました。
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ろう学校では月2回の個別指導で、聴性行動反応検査(BOA)という検査をしています。それは太鼓や鈴オルゴールなどおもちゃを鳴らして遊び、その音に対する反応(行動・表情)をみてもらって反応があった音の大きさを計測しています。
たまーに、例えると学校の放送室のような検査室に入って、条件詮索反応検査(COR)という音とともに明かりのつく玩具の方向を見るかを観察する検査もします。最近の国立での定期検診ではこのCORを毎回取っています。
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先月までは検査で音が鳴っても、ayamiはおそらく聴こえているであろうレベルの音でも全く反応せず無視していました。なのであまりBOAもCORも正確な数値が出せずにいました。
ayamiは慎重な性格なのか、新しいおもちゃには全く反応しません。顔の真正面に持っていっても「全く」視線を合わせません。見事なほど(笑)
しかし全然興味示さないからといってそれを片付けるのではなく、こりずに毎日音を聞かせて触らせてあげて、とリハビリの先生から言われています。
その通り続けると、確かに毎日少しずつ遊ばせれば自分から手を伸ばして遊んだりじっと見つめて観察するようになります。
ご飯の「あーん」や「ニャンニャン」や「えーえーえー」なども食事中に繰り返し反復させて、やっと耳から入ってくる音と身体を動かす脳の信号が一致するんでしょうね。普通の子ならさっと出来てしまうことがayamiはちょっと時間がかかるのです。
おとといはろう学校で、昨日は国立でそれぞれCOR検査をしました。
それがばっちり手ごたえあったんです

今まで反応がないなりにも繰り返し検査をしてきたお陰か?音が鳴ったら聴こえた方がピカピカランプがつくという条件付けが頭の中でつながったのかもしれません。
割と小さい音でも音が鳴った方のお人形さんをさっと見て、そしてランプがつくとニヤッと満足げ。
まぐれでなく正確なタイミングで左や右を聴き分けていました。
なんかうれしくて抱っこして座らせている私は、じーーーーん
としてしまいました。ろう学校の先生も、国立の言語聴覚士の先生もとっても驚いて喜んでくださって。
国立の言語聴覚士の先生は
「ayamiちゃんに可能性が見えてきましたね」
とおっしゃってくださいました。今後の訓練次第では将来的に補聴器を外せる可能性もあると。
それくらい検査結果が良かったのです。
生後は90~105デシベル、補聴器装用時は60~80デシベル、手術後は40~50デシベルでした。
昨日の結果では30デシベルまで来ていたのです!
左右差はあまりなく、また補聴器装用時と裸耳の差もあまりなかった。
とはいえ補聴器が全く必要ないというレベルではないし、5デシベルでも聴こえた方が良いので今後も補聴器を付けていろんな音を耳に入れてあげることは必要です。
「聞こえている」けど「聞き分ける」が難しいので。
この調子が良い状態、ずっと続けばいいな~

余談ですが、新しい装具ギプスより扱いづらいです。
痛みはないのですが知らない間に私の手や腕が傷だらけ…
抱っこしているうちにどこかで傷つけているようです

