2010 映画ベスト10 | のっちのブログ

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40歳を過ぎた中年男の日々の思いや出来事を徒然と・・・

今年は7月以降映画を観に行く時間の余裕がなくて74本しか観られませんでした。
しかも「午前10時の映画祭」があったから旧作を観る機会が多く、新作映画は観たかったものも随分と見逃してしまった・・・

邦画ベスト3

3位 「武士の家計簿」
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古文書から幕末の武士の暮らしを読み解いた磯田道史による教養書「武士の家計簿 『加賀藩御算用者』の幕末維新」を、森田芳光監督&堺雅人主演で映画化。御算用者(経理係)として加賀藩に代々仕えてきた猪山家の八代目・直之。しかし当時の武家社会には身分が高くなるにつれて出費が増えるという慣習があり、猪山家の家計もいつしか窮地に追い込まれてしまう。そこで彼らは、直之の提案で武家とは思えないほどの倹約生活を実行することになる。
キャスト:堺雅人、仲間由紀恵、中村雅俊、松坂慶子、西村雅彦、草笛光子監督:森田芳光

マイミクとしてお世話になってる柏田道夫氏が脚本を手がけた作品。

2位 「告白」
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2009年本屋大賞を受賞した湊かなえのミステリー小説を、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督が松たか子主演で映画化したサスペンスドラマ。ある中学校の1年B組の担任を務める女性教師の森口(松)は、愛娘を学校のプールで殺害される。警察は事故死と判断するが、森口は学年末の終業式の日に、犯人はクラスの中にいると生徒たちに告げる。共演に岡田将生、木村佳乃。

1位 「今度は愛妻家」
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結婚10年を迎えた夫婦が織り成す、せつなくも心温まるラブ・ファンタジー。ダメ夫に豊川悦司、世話焼き妻に薬師丸ひろ子がそれぞれ扮し、夫婦の絆をリアルに浮かび上がらせる。
監督 行定勲
出演 豊川悦司 薬師丸ひろ子 水川あさみ

映画って観終わった後1ヶ月後には評価が変わってしまう事も多いんですが、この映画は「観終わった後、周りの親しい人を大事にできるようになる」映画でした。水川あさみの怒鳴り散らす拙い演技が鼻につきましたがかわいいから許します(笑)

洋画新作

10位 「インセプション」
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9位 「トイストーリー3」
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8位 「息もできない」
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7位 「NINE」
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6位 「クロッシング」
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5位 「インビクタス 負けざる者たち」
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4位 「マチェーテ」
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3位 「ヒックとドラゴン」
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2位 「第9地区」
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南アフリカ出身の新鋭ニール・ブロムカンプ監督が、05年製作の自作短編「Alive in Joburg」を長編として作り直したSFアクションドラマ。1982年、南アフリカ上空に突如UFOが飛来。政府は不気味な容姿をした異星人を難民として受け入れるが、やがて彼らの特別居住区「第9地区」はスラムと化す。2010年、難民のさらなる人口増加を懸念した超国家機関MNUは難民を「第10地区」に移動させる計画を立てる。製作は「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン。
今年は特筆すべき作品は上位の2本のみ。
昨年の「アバター」とこの上位2本は甲乙つけがたい傑作ぞろいでした。
1位 「ハート・ロッカー」
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戦時下のイラク・バグダッドで爆発物処理に従事する特殊部隊EODの活躍を描くサスペンス・ドラマ。04年夏、これまでに870以上の爆発物を解体処理しているジェームズ2等軍曹がEODの新リーダーとして赴任してくる。部下となったサンボーンとエルドリッジはあと39日でEODの任務から外れる予定だったが、恐れ知らずのジェームズにより、これまで以上の危険にさらされることになる。監督は「ハートブルー」「K-19」のキャスリン・ビグロー。第82回アカデミー賞では作品賞以下6部門を受賞、ビグローは女性で初めての監督賞受賞者となった。
キャスリン・ビグローが「ハートブルー」で描いた「生きるか死ぬかの極限状態にしか生を見いだせないスリル依存症の強盗団たち」が本作に引き継がれていました。きっと彼女自身もそういう豪胆な人物なんだろうと思われます。

そして「午前10時の映画祭」他で観た旧作から
4位 「天使の眼、野獣の街」
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3位 「ワイルドバンチ」
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2位 「赤い影」
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1位 「フォロー・ミー」
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英国の上流階級に属し地位も財産も申し分ない1流会計士チャールズには深刻な悩みが1つあった。それは新妻ベリンダが、この頃、浮気しているのではないか、という疑いにつきまとわれていたからだ。チャールズは私立探偵のクリストフォルーに妻の調査を依頼し、結婚のいきさつを語った。ベリンダが小さなレストランで、料理の名前さえよく覚えていない新米のウエイトレスをしていたこと、そしてそのあどけなさに惹かれて結婚を申し込んだこと。だがカリフォルニアでヒッピーの群れに身を投じたこともある自由人のベリンダにしてみれば、結婚後の彼の仕事一辺倒の生活には息のつまる毎日だった。
監督 キャロル・リード 出演 ミア・ファロー トポル マイケル・ジェイストン


もうこの映画はこれまでに観た3千数百本の映画のベスト5です。
何がそんなにいいのかと聞かれると「観てください」としか答えられないし、観てみて「どこがいいの?」と言われたらそれまでなんですが(笑)理屈を超えるほどのお気に入りとしか言えません。
音楽もこれまでに観た映画のトップです。

昔、北野武が「影武者」や「乱」を撮っていた頃の黒澤明作品を観て「全盛期の作品群とは比べ物にならない。おじいちゃんが撮ってる映画だ」と酷評していましたが(その後自分の作品を黒澤明に絶賛され、悪く言わなくなったけど(笑))、キャロル・リード、ヒッチコック、ビリー・ワイルダーは遺作が一番面白いと言っても過言でないほど、晩年の作品が素晴らしいと思いました。