今年も残りひと月と少し。
時間はあっという間に過ぎていきますね
展覧会用作品の制作に追われていますが、ちょっと一息ということで箱根に行ってまいりました。
今回の旅の目的は喜多川歌麿の「深川の雪」
岡田美術館の10周年記念展「歌麿と北斎」に出品されている作品です。
「深川の雪」は「吉原の花」「品川の月」とともに「雪月花三部作」として有名な歌麿の肉筆の浮世絵掛け軸画です。
60年以上も行方不明になっていた作品が奇跡的に再発見され岡田美術館に収蔵されました。
「花」と「月」はアメリカに渡ってしまいましたが、「雪」だけでも日本に戻って本当に良かったです。
今回は「花」もアメリカから里帰り出品されていたのですが、展覧会前期で展示が終了してしまい、「花」「月」は複製画での展示でした。
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
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「深川の雪」は掛け軸といっても縦2m横3.5m程もある大作で、3部作の中でも最大の作品です。
深川の料理茶屋に女性が26人。男性は子供一人だけ。
非現実的な遊里が鮮やかな色彩で描かれています。
上下の水色の雲にも幻想的な雰囲気を感じます。
ずっと見ていたい作品でしたがタイムリミットでお別れとなりました。
北斎の作品にも初めて見る作品もありました。
雪の中の杭にとまる烏を描いた作品が晩年の北斎を連想させ心に刺さりました。
岡田美術館はセキュリティも厳しくてスマホの持ち込みはもちろん手荷物もX線チェックを受けなくてはなりません。
入館料も¥2800とちとお高め。
ですが、陶磁器、青銅器、埴輪などの展示もあってボリューム満点です。
ゆっくり見たら丸一日かかりそう。
当然ワンコは入館できないので、ナユタは美術館近くの蓬莱園、千条(ちすじ)の滝などパパとお散歩しながら待っていてくれました。
お昼はパパと合流し岡田美術館の庭園にある開花亭でうどんランチを頂きました。
この後、この日のお宿東急ハーベスト箱根甲子園に向かいました。
続きはまた次回。
では、また