こんにちは、スタルペスです
JR久大線の「久留米大学前駅」に来ました。
※JR久大線久留米大学前駅
久留米大学は、もちろん福岡県留米市にある総合大学です。もともとは九州医学専門学校を前身としていて、6学部(医学部・商学部・法学部・文学部・経済学部・人間健康学部)と5研究科(医学研究科・比較文化研究科・心理学研究科・法務研究科・ビジネス研究科)、そして研究所や大学病院、附設中学校・高等学校なども有する私立の総合大学です。
※久留米大学(HPより)
前身組織が医学専門学校ということもあり、医学部は九州屈指のレベルを誇る大学です。
付属高校である「久留米大学付設」は、九州でも最高レベルの高い学力を有する高校で、なぜかとてもユニークな卒業生を輩出しているのも特徴のひとつです。
※久留米大学付設中学・高等学校正門
その久留米大学の最寄り駅である「久留米大学前駅」の駅舎の建設に先立って発掘調査した際にみつかった石棺が駅前広場に移築復元されているので行ってみることにしました。
石棺の解説書きでは、発掘調査によって4基の石棺が見つかっていて、そのうちの2基をここに移築しているそうです。
※横道遺跡1号石棺
※1号石棺(石棺に4個の蓋石があり隙間は粘土で目張りしていました)
この石棺の年代は、今から1700年ほど前の古墳時代前期とのことです。
4世紀といったところでしょうか?
解説板には、高良山のふもとから広がる一体にはお送り石棺等が分布しており、「祇園山古墳」の被葬者を首長とする集団の一員の墳墓と考えられると書かれていました。
※1号石棺と直角に配置された2号石棺(手前)
※"祇園山古墳の被葬者を首長といる集団の一員"と書かれています
えーーー!!
「祇園山古墳」の被葬者って・・・・『卑弥呼』じゃないですか?(笑)
じゃ、この箱式石棺に収められた人は、卑弥呼の家臣!! "邪馬台国の人"??
※5年前に訪問した「祇園山古墳」
久留米市教育委員会のご担当者様
よくぞ!!この箱式石棺に・・よくぞ!踏み込んで書いて頂きました。ありがとうございます。
言わずもがなですが久留米市の高良山の西側山麓にある方墳が「祇園山古墳」です。
※祇園山古墳は九州では数少ない「方墳」です。
九州自動車道下り線沿いにある古墳で、その古墳の周囲にはおびただしいほどの埋葬跡が発見されていて、魏志倭人伝でいうところの、殉葬を示唆しているのではないかということです。
※祇園山古墳は九州自動車道の下り車線沿いにあります。
これまで発見された3世紀中頃の古墳(墳丘墓)で、殉葬とみられる大量の墳墓が発見されたのはわが国では、ここ「祇園山古墳」だけであり、他にも豪華な副葬品が発見された墳墓や巫女様の被葬者の墳墓などが発見されていることもその理由の一つだということです。
※祇園山古墳にも組合せ石棺が・・・
また、何と言っても邪馬台国の候補地の一つである筑後平野を一望に見渡すことのできるところに造られているところも、卑弥呼の墓ということを決定づけたことのようです。
※2019年7月の祇園山古墳訪問時のブログ記事
この「久留米大学前駅」にある箱式石棺もまた、卑弥呼の没年と同時期の石棺ということなので、卑弥呼を首長と仰ぐ「邪馬台国の民」の墓ではないかと連想してしまいます。
・・・・・・
前述の「久留米大学」の付属高校「久留米大学付設」のユニークな卒業生の一端を紹介すると、なんと言っても最初に来るのは・・・ソフトバンクの社長「孫正義」氏です。
正式には卒業生ではなく、中退なのですが・・その中退もユニークです。
高校時代に司馬遼太郎の「竜馬がいく」を呼んで、「脱藩」にあこがれ、高校を中退しアメリカに留学したという経歴があります。その後、福岡市で起業し現在のソフトバンクまで成長させた日本経済界の牽引者と言われる存在となっています。
※ソフトバンク社長「孫正義」氏は久留米大付設高校出身です。
また、久留米大付設の卒業生で「堀江貴文」氏です。ライブドア社長で実業家で、プロ野球球団の買収騒動やホリエモンとして一躍「時代の寵児」としてマスコミに上げられたり、落とされたり、波乱万丈の人生ですが今も夢を追い求め民間でのロケット開発にも私財を投じて関わっています。
※この人も久留米大学付設高校の出身者です。
また、行列のできる法律事務所でユニークなキャラクタの弁護士の「本村健太郎」氏も久留米大付設から東京大学にいき弁護士となってます。ジャーナリストの「鳥越俊太郎」氏も付設高校から京都大学、毎日新聞社に入社し我が国のジャーナリズムを牽引して頂いた人物になります。
※本村弁護士も付設から東大です。
※ジャーナリスト「鳥越俊太郎」は付設高校卒です。なるほどと納得します。
他にもフォークグルーブ「かぐや姫」のメンバ「山田パンダ」や芸能レポーターの「城下尊之」氏も久留米大学付設高校の出身者です。
※南こうせつと伊勢正三は大分県立舞鶴高校、みんなハイレベルの高校です。
それでは、この日のランチを紹介します。
リーズナブルに肉料理が食べられるレストランとして地元に根付いたお店「牛鉄」さんに伺いました。
開店前からすでに数グルーブが入口あたりで待っています。
私たちも少し早く着いたので駐車場で待つことにしました。
開店時間となり、いよいよ入店です。
※久留米市山川安居野3丁目の牛鉄山川店
テーブルについてタブレットで注文です。
私はカットステーキ定食、家内はハンバーグとカットステーキのセットを注文!!
お店には店員さんもいるのですが、配膳ロボットも働いていて、ホール担当の定員さんと配膳ロボットが競うようにお客さんの間を右へ左へ移動して働いています。
※家内が注文したハンバーグとカットステーキのセットです。
昔、アニメの世界でしかないと思っていた、人とロボットが協働する社会か今、現実の社会で実現していることに不思議な感覚を覚えます。
いよいよ料理が到着、ソースの色合いが普通のステーキソースと違うので、少し躊躇しましたが食べるとお肉ともよく合い、このお店が長年地元の人たちから愛されているの理由が分かったように思います。
※私が注文したカットステーキセット(肉が柔らかくて・・・)
お肉も柔らかくアッと言う間に完食しました。
とてもおいしてお店でした、ごちそうさまでした。