こんにちは、スタルペスです。
今回も今年2月に訪問した熊本市北区植木町の古墳散策です。
前回の「鬼のいわや古墳」からほど近い塚園古墳群(つかぞのこふんぐん)に向かいます。
とはいっても、前回訪問の「鬼のいわや古墳」も塚園古墳群の一部なので、ここらあたりには古墳がいっぱいあるということです。
今回の紹介は、塚園古墳群1号墳です。
運送会社の資材置き場の敷地内にあります。
※塚園古墳1号墳(左が後円部)
北東方向から写しました。
一部が変形していますが前方後円墳の形がよく残っている古墳です。
現存する墳丘の大きさは、全長40m、後円部の直径は14m、高さ4m、前方部の幅が13m、長さ23m、高さ2.5m、くびれ部の幅が9mと中規模の前方後円墳です。
東西方向に築かれた古墳で前方部を西に向けています。
周溝もあったようですが、現在はよく分かりません。
築造年代もよくは分かっていませんが、私の感覚(あてになりませんが)5世紀築造ではないかと思います。
※塚園古墳1号墳(手前が後円部)、運送会社の資材置き場へ向かう道沿いにあります。
九州の前方後円墳で築造年代を5世紀と言っているとほぼ間違いないかと思いますが・・・
4世紀だったら、もっと注目された古墳になっていたはずなので5世紀と言うのが無難ではないかと思います。
※塚園古墳1号墳の全景(北側より撮影)
この「塚園古墳群」は、「平松遺跡(ひらまついせき)」の構成遺跡の一部となっており、ここら辺一帯は縄文時代から弥生時代、古墳時代と人々の営みが連綿と続いていた地域でもあります。
※塚園古墳1号墳の後円部墳頂から前方部を臨む
古墳時代の熊本県は「火の国(肥の国)」と呼ばれていました。7世紀に入り肥後国と肥前国に分割されたようです。
延喜式で肥後国は全国に13しかない”大国”に分類され最も国力の大きな国とされています。
その肥後の国には13の郡が置かれていましたが、ここ植木町は、合志郡(こうしぐん)となっていましたが、859年(貞観元年)に合志郡が分割され、山本郡が生まれました。
その後この植木町は山本郡に属することとなります。現在の鹿央町と植木町にあたる地域です。
以前は鹿本郡と言われた地域と符合する範囲となります。
※塚園古墳1号墳の前方部(西側)から後円部(東側)を臨む
この肥後国には16の「駅」が置かれましたが、ここ塚園古墳群のあたりにも「高原駅」が置かれ、交通の要衝となっていました。
この塚園古墳群の唯一の前方後円墳の1号墳がこの地域の首長の墓だとしたら、西海道の要衝地を支配する強大な力を持っていた豪族だったのかも知れません。
・・・・
さて、この日のランチを紹介します。
九州自動車道の植木ICのすぐそばにある「Kitchen明ガ里(キッチンあかり)」さんです。
お昼前に伺ったので幸いに入店できましたが、後でぞくぞくと予約のお客様が来店してきたので、私たちは本当に運良く入店できた感じです。
※国道3号線と高速道路が交差する近くにある「キッチンあかり」
※店内もかわいい造りです。
ランチセットは、メインデッシュをハヤシライスとロコモコまたは手ごねハンバーグの3種類から選ぶようになっています。
家内は、「手ごねハンバーグ」を注文、私は「ハヤシライス」を注文。
※家内が注文した「手ごねハンバーグ」の前菜
※家内のメインテッシュは大好きな「手ごねハンバーグ」
ハンバーク好きの家内がこれまで訪れたハンバーグ屋さんの中でもここのハンバーグが最も印象に残っているのようで、一番「おいしかった!」と今も事あるごとに云っていますので相当おいしかったのだと思います。
また前菜も、女性の大好きな少しつづが何種類もあり、すべてに手の込んだ料理で、そのすべてがお気に入りの味だったようです。
※私の注文の「ハヤシライス」の前菜、「手ごねハンバーク」の前菜とほぼ同じですが・・・
私も、久方ぶりに本格的なハヤシライスをいただきました。最近のハヤシライスはトマト味のハヤシライスが多いですが、しっかりとデミグラスがきいていて私好みのハヤシライスでした。
※ハヤシライス(このホーロー容器にあつあつのハヤシソースが入っています)
※ハヤシライス!!うまそ~!!見ているだけで涎が溜まります。
スープとサラダにソフトドリングまで付いていて大満足のランチでした。
私たちの中でもBEST3にランキング(こころ密かに)するカフェでした。
※手の込んだかわいい料理が並びます。
※家内はオレンジジュール、私はジンジャーエール
ごちそう様でした・・・また来ます!!