こんにちは、スタルペスです。
今回も、宮崎県都城市の牧ノ原古墳群(まきのはらこふんぐん)の紹介です。
ここ牧ノ原古墳群は諸県君(もろかたのきみ)一族の墳墓と言われています。
諸県君牛諸井(うしもろい)の子で仁徳天皇の妃である髪長姫の兄「オオハナモチノミコト」の墳墓が1号墳であるとしたら1号墳の隣にある2号墳と3号墳は誰の古墳でしょうか?
牧ノ原一帯は、その地名のとおり当時から牧(まき)の原だったようです。今も牛や・馬が放牧されていた牧場が多く営まれていたと思います。
この1号墳一帯も牛舎があり、香ばしい匂いが漂っています。
西側に、1号墳より少し小さい前方後円墳が現れます。
牧ノ原3号墳です。
この牧ノ原古墳群には、前方後円墳3基、円墳10基からなる古墳群で、ほかにも箱式石棺墓6基、地下式横穴墓12基も出土している古墳群です。
※牧ノ原古墳群3号墳(左が後円部)
※前方部(右手前)から後円部を写しました。
前方後円墳を首長墓とすると、この3号墳も諸井君のリーダの墓ということになります。
1号墳の「オオハナモチノミコト」の息子の墓かもしれません・・・・
※3号墳を後円部側面から前方部を写します。
※3号墳の墳頂(後円部)から前方部を臨む
2号墳は、牛舎の敷地内にあり近寄ることができません。道路からカメラを向けて写真に収めます。
2号墳は比較的大きな円墳です。形からすると2段築成の円墳だと思いますが、テラス部分の幅がやたら広い墳形をしており遠くから見るとUFOが地上に着陸しているような姿に見えます。
※牧ノ原2号墳(UFOに似てないですか?)
大きさや形から諸県君一族の有力な人物の墓ではないかと想像できます。