こんにちは、スタルぺスです。

 

長崎県雲仙市の古墳巡りも2件目は、雲仙市

吾妻町にある「守山大塚古墳(もりやまおお

つかこふん)」です。

島原半島で唯一の前方後円墳です。

この前方後円墳、只者ではありません。古代

のお墓の上に現代のお墓が所狭しと林立して

います。

古墳の上にお墓はよくあることなのですが、

このような古墳を訪れるたびについ思ってし

まうのですが・・・

誰が古墳の上にお墓を建てようと考えたので

しょうか?

古墳なのでお墓を造ることに抵抗がないのか

も知れませんね。

 

 

※「守山大塚古墳」後円部(全部、現代のお墓です)

 

 

※「守山大塚古墳」の表札

 

 

 

「守山大塚古墳」は全長66mで葺石、周溝

が巡らされており、後円部からは箱式石棺が

発見されたそうです。

またこの古墳の南側にある「丸塚古墳」とい

う円墳は、この「守山大塚古墳」の陪塚と言

われていて、出土した壺、甕片から4世紀前

半の古墳だということが判っています。

 

 

※なぜか前方後円墳の形は残ってます(左が前方部)

 

 

 

この4世紀前半の築造という、なんとも微妙

な古墳がまたまた只者ではない理由がありま

す。

 

映画「まぼろしの邪馬台国」の主人公の「宮

崎康平」は、著書「まぼろしの邪馬台国」(

ちょつとわかりづらいですが)の中で、この

「守山大塚古墳」を卑弥呼の墓としています。

 

盲目の作家(古代史研究家)「宮崎康平」は

ここ島原を邪馬台国と比定しています。

 


※南側にも墓地があります。ここが陪塚「丸塚古墳」です。

 

 

映画「まぼろしの邪馬台国」では、宮崎康平

を「竹中直人」、妻で光を失った康平を支え

た「和子」役に「吉永小百合」が演じました。

まさにここ島原半島は「宮崎康平」と妻「和

子」と二人三脚で古代ロマンの解明にささげ

た夫婦愛の舞台となったところです。