こんにちは、スタルぺスです。
福岡県宗像市の古墳巡りは、国指定史跡「桜
京古墳(さくらきょうこふん)」から次の古
墳「東郷高塚古墳(とうごうたかつかこふん
)」に向かいます。
宗像市日の里3丁目にある古墳だそうです。
私たちの年代で「日の里」と聞くと、すくに
思い浮かぶのが「日の里団地」です。
昭和40年代に全国各地で盛んに造られた巨
大団地のひとつです。
当時はニュータウンと呼ばれ、山を切り開い
た広大な土地に何十棟もの集合住宅を築いた
マンモス団地です。
「日の里団地」も福岡市のベットタウンとし
て昭和44年から当時の住宅公団が管理を始
めた団地です。現在もUR都市機構が1500
戸を超える賃貸住宅を管理しているそうです。
しかし現在ではマンモス団地の老朽化と入居
者の高齢化でその存続も危ぶまれています。
車はこの団地群を抜け戸建て住宅のエリアに
入って行きます。住宅の中にそこだけが取り
残されたようなこんもりした森があります。
遠くからでも「たぶんあれが古墳では?」と
想定できるようにそこだけに自然が残ってい
るところです。
森の入口近くに車を停め、森へと入って行き
ます。決して古墳公園と呼べるほどの整備は
されていません。
※東郷高塚古墳入口(古墳公園のようです)
東郷高塚古墳は、4世紀後半に築造された全
長64m、後円部の直径39mの前方後円墳
です。
※東郷高塚古墳の墳頂(後円部から前方部)
後円部周囲には幅約12mの外堤が半円形に
巡っています。主体部は粘土槨に割竹形木棺
が収められているそうです。
この東郷高塚古墳は宗像地域では最古級で最
大の前方後円墳で、古代宗像の礎を築いた首
長の墓とされています。
5世紀にはいると首長墓は内陸部から海岸部
に移動していきます。
※東郷高塚古墳
(どちら側から撮ったか忘れました・・・??)
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連資産群のル
ーツがここ「東郷高塚古墳」だったのだと思
います。
ここ、東郷高塚古墳の墳頂に立って見渡して
みると、向こうにも墳丘がありそうです。
※向こう側にも墳丘らしきものが見えます
(3号墳のようです)
あれれ・・あっちが東郷高塚古墳?と疑問に
感じ、最初に見落としていた説明書きを見に
行くと・・?
この「古墳公園」には東郷3号墳と東郷5
号墳があるそうです。
※説明書に古墳の配置図があります。
3号墳の後円部はしっかり残っています。後
円部の墳頂にのぼり前方部を探しますが・・
はっきりしません。
※東郷3号墳の墳頂
5号は円墳だそうです。たぶんこれが5号墳
のようです。
※東郷5号墳です。







